6月 282018
 

2018年も半分過ぎましたが、相変わらずこのブログのエントリーは増えませんね(笑)

さて、先週末にツインリンクもてぎの「Active Safety Training Park」で定期的に開催されてる「スポーティ&セーフティ ハンドリング」を受講してきました。

要はホンダが行っているドライビングスクールですが、ABSを作動させるような急ブレーキを体験する初級者向けから、実際にサーキットを走ったりレース参戦する上級者向けまで、様々なスクールがあって大変気になっていました。
その中でも今回参加したのは「スポーティ&セーフティ ハンドリング」という、スポーツ走行入門者向けの中上級クラスの1日講習です。
料金は19,000円ですが、車両持込みで3,000円引き、さらにJAF割引が効いて最終的には14,100円とかなりお得でした。

次に内容。

まず、午前は直線スラロームをこなします。
15m間隔に置かれたパイロンスラロームと、9m間隔で置かれたパイロンスラロームの2種類を往復で練習します。
15mの方は30km/hをキープし、ステアリングを持ち換えずに走ります。
その際、注意すべきと言われたのは
①ステアリング操作を止めずに、滑らかに行うこと(=荷重変化を一定に)
②パイロン間の中間地点をフロントナンバープレートが通過すること
③内輪差を意識して最小の距離で通過すること
④必ず一定速を保つこと。

そして9m間隔のパイロンスラロームでは上記に加えて
⑤クロスハンドルで素早く切り返すこと
⑥速度は15km/h〜25km/hの範囲で自由だが、必ず加減速はせずに最初から最後まで一定速とすること
⑦クロスハンドルは持つ場所を9時15分とし、それ以外は持たないこと(=目で見ないでも直進ポジションに戻せるため)

まずは15m。
たかが30km/h、しかしこれがかなり奥が深い。
グランツーリスモで直線スラロームの難しさは知ってはいたものの(笑)、低速域でも自分のドライビングの癖だったり、視線移動の下手くそさ、そして車両感覚がまだまだだと思い知らされます(笑)

次に9m。
これは15m以上に大苦戦。いかんせん、普段は送りハンドルしか使わないで生活(?)しているので、15km/hの速度でもクロスハンドルがシッチャカメッチャカ。
ゆっくりと焦らず、最初は手元を確認しながらクロスハンドルの間隔を身に付けていくと、最終的には20km/h程度まで速度を上げることに成功。
クロスハンドルも、なんとか様になってきました(笑)

そして教官に助手席に乗ってアドバイスをいただけるのですが、これがとても的確でわかりやすい。
どうすれば良くなるのか、どう意識すれば良いのかをしっかりと説明してくれるので、アドバイス後からみるみる改善していくのがとっても楽しい!さすがはプロ!

 

そしてホテルのレストランで昼食(料金に含まれている)を頂き、午後のメニュー。

午後はコーススラロームと言って、パイロンで作られたコースをメリハリをつけて走ります。要は、ジムカーナです(笑)
そしてこの「メリハリ」というワードが曲者で、講習の名前が「スポーティ&セーフティ」だけあって、教官からは「踏めるところはしっかりと加速してください。タイヤが鳴くくらいまで走ってください。MTの方は2速で、出来る方は1速も使ってください。」と(笑)

まずはしっかりとコースとラインを覚え、徐々にペースを上げて行きます。
そして早速教官を乗せての走行。いただいたアドバイスとしては、「コーナリング中のパーシャルのアクセルワークが出来ていない。コーナリング中にアクセルを抜いて減速してしまっているから、脱出速度が遅くなっている。」とのこと。
意識していなかったけど、確かにそうだ。コーナリング中にアクセルを抜いてしまっているし、コーナリング中の速度変化に気付かなかったので、これはすぐに改善に取り組みます。

そして続いて、教官の運転する教習車(ノーマルおっさん’sシビック)に乗せてもらえるのですが、これがスゴイ。。。
超滑らかなステアリングワークにペダル操作。おっさん’sシビックだからめちゃくちゃロールするし、スキール音もするのに、車体の動きがとにかく滑らか。
そして同乗終了後に教官から「こんなクルマでもこのペースで走れるんだから、グリップ限界がずっと高いZならもっと速いペースで走れるよ!」と、洗礼を受けます(笑)

それらのアドバイスを意識して、灼熱の中、汗だくになりながら走り続け、最後の効果測定。
この講習では最後に教官が横に乗り、採点をしてくれます。
緊張の走行の結果・・・

得点は29/35点でした(笑)

減点ポイントは途中のブレーキングが足りず、ラインが膨らみすぎているとのこと。
車両感覚の欠けていることに加え、視線移動が出来ていないので、左コーナーでパイロンがZの死角に入ってしまい、目安である50cm以内まで寄せきれていませんでした・・・あと一歩でした、残念!
一方で、午前で特訓したステアリングワークはとても滑らかで良くなったので、そのまま継続してくださいとの嬉しいコメント。
ステアリングを回すのが楽しくなりましたね(笑)

そして、今回の講習はとっっってもためになりました。
普段、自分のドライビングに対してアドバイスをくれる人というのはいないので、自分の癖だったり、苦手な操作をはっきりと指摘してくれます。
そして何よりも、めちゃくちゃ楽しかったです(笑)
今まで知ることの出来なかったクルマの楽しみ方や、ドライビングの奥深さを知ってしまい、ますますお金が足りなくなることでしょう(汗)
これがわずか1万円台で受けられるのは、お得としか言いようがありません。
ただし、スポーティ&セーフティというシリーズはめちゃくちゃタフで、ほぼ1日集中してドライビングしっぱなしなので、体力的にかなりしんどい、部活のようです。(もちろん、途中の休憩は自由です)
ということですので、ドライビングをさらに磨くべく、ツインリンクもてぎに足繁く通うのみです(笑)

ホームへ戻る

 Posted by at 00:40
9月 242017
 

最近の我が家では、ここ半年くらいずっと次期ファミリーカー選びに悩んでいます。
車選びのベンチマークとして、ポルシェ マカンSを1日お借りして、500kmほど走らせてきましたので、その際の試乗記をお届けします。

〜〜〜

借りたのはマカンの中では中間に位置する”マカンS”というグレード。
オプション装備は、いわゆる”レンタカー仕様”でほとんど装着されておらず、PDLSやシートヒーター、プライバシーガラスとかその程度。PASMも付いておらず、いわゆる普通のバネサス。
とは言え、マカンでは標準で電動テールゲートや電動格納ミラーなど、その辺の利便性装備は標準。まあ、”素のマカンS”でどこまで走るのかを試すには良い機会でしょう。

まずは前日の夜に借り出し、一旦自宅の車庫まで戻る。
この時点で、速度を出さずともひしひしと伝わるのはなんとも言えぬ”良いクルマ感”。
ドライビングポジションはピタリと決まり、アクセル・ブレーキ共に自然に操れる。(これはごく当たり前のことだが、この2週間前までレンタカーで3代目プリウスを借りており、これがまあ酷い出来だったのだ・・・)ただし、右ハンドルの関係か、フットレストがやや奥にあるのでもう少し嵩増ししたいところだ。
ポルシェ製3.0L V6ツインターボエンジンも、回さなければその振る舞いは至って普通。まあこれを普通と言ってしまうのはあまりに贅沢な話だが、流れに乗って都内を走る程度なら、2,000rpm以下で十分。その際はブースト圧もかかっていないのだが、その領域から妙なトルク感を感じる。
PDKもギクシャク感を一切感じさせること無く、トルコンATのようなスムーズさを持ち合わせている。
全幅1,925mmという日本の道路事情にはやや大きめに感じるサイズも、視界の広さと最小回転半径5.6mという小回り性能のお陰で困ることは少ないだろう。

——-

翌日。
朝5:00に起床し、出発。

まずは、関越自動車道を北に走る。
日本の法定速度+αの速度では、この手の車の安定性を評価するのは難しい。
全くブレない直進安定性を持っており、パワーステアリング・プラスは非装着だが、それでも進路を維持するのはラクだ。
マカンSに搭載される3.0L V6エンジンは340psを出力し、それがフルタイム4WDにて適切に4輪に分配される。100km/hまでの加速はいとも簡単にこなし、そこからの加速も全く不足はない。
むしろ100km/h程度の巡航だと、車から「退屈だ」と言われているようだった。それもそのはず、マカンSの最高速度はカタログ値で254km/hを記録する。

ただし、難点を上げるとすればロードノイズが少々大きい。
装着していたのは18インチのContinentalのSportContact5。やや溝が減っていたことも原因だと考えられるが、この辺はメルセデスなどとは明確に違うと感じた。
風切音については140km/h程度までなら気にならないレベルなので、ミシュランのPS4Sなどに変えれば静粛性はかなり改善すると思われる。

——-

次に関越を降り、ステージをワインディング・ロードへと移す。
半分予想通り、半分予想以上だったのは、マカンの本当に得意とするステージがワインディングにあるということだった。
“半分”というのは、ポルシェのバッヂが付いている以上コーナリング性能に気を遣っているのは予想がついた。しかし、”ここまで”とは正直予想していなかったのだ・・・

コーナーに向かってブレーキペダルに力を入れると、2t近い車重を受け止めるのに十分な6potのブレーキキャリパーが即座に強烈な減速Gを生み出す。ここのコントロール性、信頼性はさすがポルシェだと感じた。
そして右足の力を徐々に抜きつつ、ステアリングを切り込む。その瞬間、スッとノーズがクリッピングポイントに向かって、ほとんどロールを感じさせずに向きを変えるのです。
そして早い段階からのアクセルONで、4輪に適切に駆動力が伝わり、アンダーも見せずに怒涛のトラクションで驚異的なダッシュを見せる。
「これがポルシェのSUVなのね(笑)」
と、思わず笑みが溢れる。

街中や高速をクルージングしていたときはおとなしかったエンジンも、2,000rpmを越えてブーストがかかり始めると、レッドゾーンに向かって乾いたサウンドと共に一気に吹け上がる。
そこに、ターボラグなどというものはほとんど感じなかった。少なくとも、今回の試乗の範囲では。
レッドゾーンこそ高くないものの、高回転に向かって綺麗にドラマチックに回る”ストーリー”は非常に気持ち良い。
ベースグレードのマカンに搭載される2.0L 直列4気筒エンジンは新型Audi A5で体験済みだが、それもそれで素晴らしいエンジンだった。正直、ベースグレードのマカンでも不足はないだろう。でも、人間は欲のある生き物だ。ポルシェを買うなら、やはりポルシェ製のエンジンが欲しい。そう思ってしまうほど、3.0L V6は素晴らしい。そういう意味でも、マカンSを選ぶ価値はあると思った。
ただひとつ欲を言えば、オプションのスポーツエグゾーストは欲しい。ポルシェには近年良くある「スピーカーからエンジンサウンドを流すシステム」が無い故、車内だとサウンドは少し寂しい。

というわけで、素のマカンSでも走りに関しては大きな不満は出てこなかった。
それどころか、GT-Rを除けば、大抵の国産車は追い回せるほどの動力性能を持っている。(ドライバーの腕は別の話ね)

走りについてまとめると、
これに加えて、PASMやスポーツクロノ等の走り系オプションが装着されれば、もはや走りに文句無し。

さて、スポーツカーとして優れていることはわかったが、普通の車として使うにはどうだろう。

ポルシェは元々、911に代表されるように日常での扱いやすさも兼ね備えている。もちろんマカンも例に漏れず(というかマカンこそ)、デイリーユースには困る場面は少ないだろう。
車体の大きさからすると車内は決して「ゆったり」と広いわけではない。特に全幅が1,925mmもある割に、車内はその恩恵を受けるには至らない。とは言え、「窮屈」と言うほどではないので、「スポーツカーを彷彿とさせる適度なタイト感」とポジティブに表現しようと思う。もちろん、大人4人が座るには何も問題は無い。
荷室スペースは、カイエンと比べるとルーフが寝ていることにより、高さ方向はやや制限されるものの、問題になるほど小さくはない。
そして、このクラスでも決して無視出来ない「燃費」だが、今回の試乗約500km(一般道、高速、ワインディング)の総合燃費は9.8km/Lと上々な結果だった。

実用性も兼ね備えており、走行性能も極めて高い。
では、欠点は無いのだろうか。

欠点をしいて挙げるとすれば、「価格」だろう。
今回試乗したマカンの車両価格は841万円。ライバルと比較して決して高いとは感じないが、ここからさらに高額なオプションが加わる。
このご時世、軽自動車でも標準装備の「スマートキー」は12万8千円のオプションだ。
さらにメルセデスでは標準装備の運転支援系装備(ACC、レーンキーピング等)は全て装備すれば40万円ほどになるが、機能ではメルセデスに劣る。LEDヘッドライトは約20万円。メモリー機能付きのパワーシートは約25万円だし、サンルーフに至っては30万円のオプションだ。
これに加えて、走り系オプションである電子制御式サスペンションのPASMは20万円、車速感応式のパワーステアリングは約5万円。エアサスのPASMを付けようものなら48万円(!)となる。
つまり、装備レベルをメルセデスに揃え、さらに走り系オプションを装着しようものならオプション価格は軽く200万円を超え、最終的には1,100万円オーバーの価格となる。

ならば、マカンSはライバル車と比較するとどうだろうか。

この車がSUVではなく、スポーツカーであることを考えるとライバル車は「ジャガー F-PACE」「メルセデス-AMG C43/E43」「Audi S4/S5」「BMW 340i/540i」「レンジローバー・イヴォーク/レンジローバー・ヴェラール」「ジャガー XE S」「マセラティ ギブリ/レヴァンテ」等だろうか。
雪国在住であったり、スキーに行く等でSUVである必要があれば候補は限られ、ドイツ御三家のSUVに加えてF-PACEやレンジローバー、マセラティ レヴァンテ辺りで悩むことになるだろう。
しかし、純粋に家族が乗れるスポーツカーが欲しいのであれば、今や3.0L 6気筒クラスは魅力的な選択肢にあふれている。
メルセデスは装備が充実しており価格はマカンよりもリーズナブル、アウディ S5はマカンよりもスタイリッシュだし、ジャガー XE Sの評価も高い。

ダウンサイジングが進み、4気筒エンジンの完成度はますます向上している。しかし一方で、味わい深い6気筒エンジンは今や1,000万円程度の予算がないと手が届かない時代になった。
とは言え、このクラスは一昔前のハイパフォーマンスカーを凌ぐパフォーマンスと快適性を兼ね備えており、各社しのぎを削っているセグメントだ。
この中から1台を選べと言われたら、嬉しい悩みを長い間抱えることになるだろう。

ホームへ戻る

 Posted by at 22:34
11月 192016
 

先週金曜日、11月18日についに「The Grand Tour(グランド・ツアー)」が配信されました!

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-19-22-45-45

ジェレミー、リチャード、ジェームズの3人によるTop Gearは本当に好きな番組で、ほぼ全てを観ました。
圧倒的な映像美、スケール、そして3人による茶番劇(笑)

新しいグランド・ツアーはAmazonのプライムビデオでの配信となりましたが、製作費は36エピソードで200億円以上なんだとか・・・単純計算で1時間番組を1つ作るのに5億円以上の予算があるわけです。
オープニングだけに3億3000万円も使ったそうで・・・(汗)

というわけで、プライム会員である自分は早速観ました。
感想としては、面白さは健在。むしろパワーアップしたと言っても良いでしょう(笑)
映像美も健在で、最新の撮影技術にCGを組み合わせた編集はそこらの映画を遥かに凌ぐレベル。一体どれだけ豪華な機材を使っているのか見てみたいものです。
初回では、禁断のバトルであったマクラーレン P1、ポルシェ 918スパイダー、フェラーリ ラ・フェラーリ(ジェームズはフェラーリ・ザ・フェラーリと呼ぶ)の超豪華なハイパーカー3台をガチンコバトル。結果は・・・

一つ想定外だったのは、4K配信があるということ。
フルHDでも十分綺麗ですが、これだけの映像美だと4Kにホームシアターを組み合わせて観たいところ。
4Kテレビ、初めて必要性を感じた所存です(笑)

とにかく、アメリカやイギリスと同時に日本でも配信されるということで、アマゾンジャパンには感謝です。
Top Gearの頃はイギリスから数ヶ月遅れでBSフジで放送される番組を録画予約していましたが、時間が変わったりで逃すこともしばしば。それがいつでもどこでも観られるようになったのはむしろ視聴環境が良くなったわけです。
いやぁ、毎週金曜日が楽しみです。
ところで「オレンジに”GT”」というロゴ、我がブログと似ているのですが、知りませんし関係もありません(汗) 自分のほうが先なので悪しからず(笑)

ホームへ戻る

 Posted by at 23:08
8月 202016
 

日産から驚きのエンジンが発表されました。

日産、燃費を改善する世界初の可変圧縮比エンジン「VC-T」量産化

01

日産が新たに発表したVC-T(Variable Compression – Turbocharged)エンジンは、名前の通り「圧縮比を14:1から8:1まで連続的に変えられる」エンジンです。
もう少しわかりやすく言えば、燃費の良い高効率の運転から出力重視の運転まで幅広く適応出来るというもの。

少しでも車に詳しい方であれば「圧縮比を変える」と聞いて「どう実現するんだろうか?」といろいろな案が頭を巡ると思いますが、このエンジンは上死点の位置、すなわち燃焼室の体積を変えることで圧縮比を変えているそうです。ということは、ピストンのストローク量も変わるわけです。
その具体的なリンク機構の図がリンク先に掲載されています。
リンク先の図を見る限り、クランクシャフトの回転軸にマルチリンクなる部品が付いており、マルチリンクの角度を変えることでコネクティングロッドの長さを調節し、ピストンの上死点位置を可変しているようです。
この機構はホンダのEXLinkに似ているので、ホンダのサイト(HONDA | Technology | EXLink)を参照すると動きが理解出来ると思います。
ホンダのEXLinkは圧縮比<膨張比のアトキンソンサイクルを実現しているのに対して、日産のVC-Tエンジンはアトキンソンサイクルに似ていますがもう一捻りある感じでしょうか。

それにしても、日産がこのエンジンを量産化するのには20年という歳月が掛かったそうですが、想像を絶する苦労があったに違いありません。強度から始まり、耐久性、過給器の制御、ノッキング対策、インジェクター制御、部品配置・・・
量産車に載せるということは、最低でも10万kmの耐久性は保証されなければなりません。
そしてそのエンジンが、いよいよ量産車に載る時が来るのだから驚きの一言です。

世界初の可変圧縮比エンジンが量産車に搭載されることは、内燃機関の未来において非常に重要な意味があるように思います。
自動運転などツマラナイ話題が多かったところで、とても興味深い話題でした。

ホームへ戻る

 Posted by at 23:36
8月 102016
 

Z33の中期・後期型の純正タイヤサイズはフロントが225/45/R18、リアが245/45/R18です。
特段レアなサイズということもないですが、豊富に選べるほどもない、という微妙なサイズ。
フロントタイヤのスリップサインが露出し、ズルズルとなったので、現時点で選べるタイヤを一通り整理してみました。

現在履いているのはフロント・リアタイヤ共にBRIDGESTONE POTENZA RE-11。
2013年の年末にリアタイヤがパンクしてしまい、やむを得ずフロントタイヤに合わせて納車時に履いていたFALKEN ZE912からPOTENZA RE-11へと交換したわけです。
在庫があったというのも理由ですが、POTENZAともなると割引が効いても1本35,000円ほど。仕方無いとはいえ、なかなかのお値段です(泣)

今回も再びフロントタイヤをリアタイヤに合わせてPOTENZAを選んでしまうと、POTENZAスパイラル(?)から脱却できそうにないので、もう少し安いタイヤを探そうと思った次第です。

僕がタイヤを選ぶ基準の一つに、U.T.Q.G.(Uniform Tyre Quality Grading)があります。
これは米国の運輸局が定めた規格で、TREADWEAR、TRACTION、TEMPERATUREの3つでタイヤのサイドウォールにこれらの性能が刻印されています。
で、それぞれが

TREADWEAR・・・トレッド摩耗。テストによって寿命を数値で表している。一般的に大きい程長持ちする。
TRACTION・・・ウェット路面でのブレーキ性能。ドライ路面や、ウェット路面での旋回・加速性能、ハイドロプレーニング性能は含まれません。AA、A、B、Cで表されます。
TEMPERATURE・・・耐発熱性および熱発散性。良い(A)ほど、異常な発熱を起こさないタイヤということです。A、B、Cで表される。

となってます。
あまり日本では馴染みのない性能表記ですが、米国では厳密に格付けされているんです。
日本で馴染みのあるアメリカのタイヤメーカーはGOOD YEARくらいで、アメ車なんて日本じゃほとんど馴染みがありませんが、こういうところはしっかりしてるんですよね。アメリカらしいです(笑)
とは言え、タイヤなど履いてみなければわかりませんし、一つの基準があると選びやすくなりますね。

さて、話が逸れましたがサイズのある中で225/45/R18における一般的なハイグリップラジアルタイヤのU.T.Q.G.値は以下の通り。

メーカー タイヤ TREADWEAR TRACTION TEMPERATURE
BRIDGESTONE POTENZA RE-11 200 A A
BRIDGESTONE POTENZA S001 280 A A
MICHELIN Pilot Super Sport 300 AA A
DUNLOP DIREZZA ZⅡ★ 200 A A
YOKOHAMA ADVAN Sport V105 240 AA A
YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD08R 180 AA A
PIRELLI P-ZERO 220 AA A

 

価格的には、ZⅡ★は国産ハイグリップラジアルタイヤの中では一番リーズナブル。
サーキットにほぼ行かない私には勿体無いほどのドライグリップがありますが、最大の問題はリアタイヤの245/45/R18が無いということ(泣)
TREADWEARが200ということで今履いているRE-11と同程度の寿命ということでしょう。

この中で唯一、ミシュランPSSだけが300に到達しており、この点はさすがです。
まあPSSはMICHELIN、Ferrari、BMW M、Porscheのそうそうたる4社が集まり、ウルトラ・ハイパフォーマンスカーのための共同開発品なので良いのは必然でしょう(笑)
もちろん、その分高いのでカネの無い僕には厳しいですが(汗)

また、ADVAN Sport V105や、DUNLOP SP Sport Maxx 050+といったハイグリップでありながら、耐ハイドロ性能やコンフォート性能も重視したモデルもとても気になっております。(Maxx 050+は同サイズでのU.T.Q.G.が見つからなかったので未掲載)
特にV105はポルシェ 718ボクスター/718ケイマンやNDロードスターに純正採用されているタイヤでもあります。純正採用されるだけあって、総合性能に優れているタイヤと言えるかと思います。

他に有名ドコロでは、グッドイヤーのEagle RS-Sportや、クムホ V700、フェデラル 595RS-Rなども検討したのですが、どれもサイズが無いのです(泣)

ということはやはり本命は・・・

(つづく・・・のか?)

ホームへ戻る

 Posted by at 22:43