日本海ツーリング 1日目

「2015年8月12日、10時に道の駅越後出雲崎天領の里に集合し、日本海に沿って北上しよう。」

そういうわけで、自宅を3:00に出発し、走っているのは関越道の関越トンネル。

ダラダラと続く長いトンネルは、山手トンネルの完成で日本一の長さではなくなりましたね。

ハイドラで友人の動向を見ながら、休憩しつつ、北陸自動車道の西山ICでアウト。

キムワイプカラーの越後線を見送り、道の駅に向かう・・・

集合時間の15分ほど前に、道の駅に到着。珍しく1番乗り。

この道の駅は日本海に面しており、夕日が綺麗なんだとか・・・

と、ここで悲劇が・・・
「一番乗りだし、海でも眺めながらのんびり待つとするか〜」
「イテッ!」

優雅に木の椅子に座って待とうと椅子に手をついたところ、トゲが・・・(泣)
一人は寝坊して到着が遅れるとのことで、道の駅で毛抜を借りて1時間ほどトゲ抜きに奮闘する。(何やってんだ・・・)

しかしこれが、結構深くまで刺さってしまったみたいでなかなか抜けないのだ(泣)

そして1時間半ほど過ぎて、11:30となった頃、トゲ抜きは諦め出発する決断を下したのである・・・

寝坊したSTI乗りの彼には「ハイドラ見て追っかけてきてね〜」と、無慈悲なLINEを送り、ボク達は出発した。
さらに彼は、寝坊したことで深夜割引が使えないので、金銭的ダメージも負っている。遺憾だ。

トゲの刺さった左手薬指をいたわりながら走ったとしても、日本海沿いの道は最高だ。

適度なアップダウン、ゆるやかなカーブ、雄大な日本海の眺め、荒々しい岩場・・・

コンビニを探しながら走ると、日本海間瀬サーキットを見つけて「こんなとこにあったのか〜」なんて言いながら走っていた。
しかしコンビニは見つからなかった。

「コンビニがあったら寄ろう」と言いつつ、結局新潟市街まで来た。

ここでボクは、「マキロン」「救急バン」というアイテムを購入する。
この2つのアイテムは、このツーリングにおいて唯一にして最も重要な買い物であったことは言うまでもない。

そして、新潟市内の牛たん屋「蔵王」というお店で昼食を食べていると、ブルーのWRX STIが現れた。

ボク達は店内から、外を歩く彼に向かって中指を突き立てて歓迎した。約4時間の遅刻である。

昼過ぎにして遂に3台が揃い、救急バンも貼り、準備万端で笹川流れへと向かう。

羽越本線を越えて、いよいよシーサイドツーリング。

ところどころ雨は降っていたものの、笹川流れに来る頃にはすっかり青空に。

素晴らしい景色が広がっている。好きな音楽を聴きながら、のんびりと流す。
今日はワインディングは無し。こうやってのんびり走るのだ。

こんな綺麗な海を見れば、トゲとか寝坊とかもうどうでも良い。

晴れた夏の日に、笹川流れを走るということは必然的に素晴らしいツーリングになるのだ。

混雑していた道の駅 笹川流れで休憩。

道の駅のすぐ裏が「桑川」という羽越本線の駅になっている。

そこで食べた「雪氷」なる食べ物。

かき氷と違い、味の付いた氷をうす〜く削っているので、ふんわりとしている上に味が濃厚で最高に美味い!

道の駅を出発し、再びシーサイドツーリング。

対向車線にある変わったトンネルは、旧羽越本線のトンネルだそうだ。

そして、道の駅あつみで夕暮れを迎える・・・

一日を終えるのに相応しい、最高の夕日である。

トゲが刺さったり、彼が寝坊せずに時間ロス無く走っていたら、ここでこうやって夕日は見られなかったことになる。
この夕日を見ている頃には、もはやトゲや寝坊に「感謝」すらしていたのだ。

「だるま夕日」は、水平線に夕日が沈むほんの一瞬だけ、だるまのように見える現象。

静かに、そしてゆっくりと陽は沈んでいった。

そして再び走りだす・・・

結局「終わりよければすべてよし」というのは本当で、素晴らしい1日となった。

そしてトワイライトの空の下、海岸線を走って酒田の宿に向かった。

2日目へ続く・・・

  • X

前の記事

神津島旅行 4日目

次の記事

日本海ツーリング 2日目