ドイツ旅行 3日目
ドイツ旅行、3日目です。
この日のメインイベントはシュツットガルトにあるポルシェ本社のポルシェ・ミュージアムです!
ミュンヘンからシュツットガルトへは、ドイツの誇る高速鉄道ICEを使います。
チケット売り場でチケットを購入し、いざホームへ。
9:28発のICE19号でシュツットガルトに向けて出発です。
〜ICEの乗車方法について〜
乗車直前にチケットを購入する場合は指定席の販売はなく、空いている席を使います。
日本の新幹線は指定席車両と自由席車両とが別々ですが、ICEはそのような区別がなく、すべての車両の座席を指定することができ、そのうち空いている席が自由席となります。
予約されているかどうかを判別するには、座席の上に小さな液晶画面があり、そこに予約されている区間が表示されています。
なので、液晶画面が消えている座席が自由席となります。
ちなみに最初は知らず、指定席に座ってしまいました^^;;
概ね時間通りのドイツの鉄道ですが、5分ほど遅れて到着しました(笑)
乗車位置案内もなく、鉄道網では、日本の方が進んでいる印象です。
ミュンヘンを出発です。今日は快晴です!
ちなみに、ICEの車内はこんな感じ。
新幹線と違い、2+2の座席ですが、広々としていて快適でした。
しかし、毎回ヘッドレストカバーを変える新幹線に対し、僕の座った座席のヘッドレストは壊れていて傾いていました(笑)
2時間半ほどかけて、シュツットガルト駅に到着です!
新幹線との違いとしてさらに挙げられるのは、車体が汚いということです(笑)
乗る人にとっちゃどうでも良いのですが、洗車されていないのか、かなり汚れています。
いつもピカピカの新幹線の凄さを改めて認識します。
また、ICEは山間部を走るということもあり、新幹線と比較すると横揺れも結構あり、乗り心地は新幹線の方が上です。
普段は何気なく乗っている新幹線ですが、やはりその技術は素晴らしいのですね。
僕も見習って、定期的に洗車しようと思います(笑)
シュツットガルト駅です。
ポルシェ本社のある駅へは、ここからさらに列車を乗り継ぎます。
ポルシェ本社の間の前にある駅、ノイヴィルツハウス駅に到着です。
駅名標には、ポルシェ・ミュージアムと書かれているのでわかりやすいですね。
そしてポルシェ・ミュージアムではいきなり911(type 991) GT3がお出迎え。
こちらはPorsche DRIVEに使われるもので、申し込めば誰でも運転できるそうです。
もちろんこれだけではなく、ボクスター、ケイマン、カイエン、パナメーラのほぼ全ての車種が運転できます。
ここからは先はポルシェの写真が続きます。
説明文はポルシェ・ミュージアム内にあったプレートに基づいて、自分流に翻訳しましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
ポルシェの設計者、フェルディナンド・ポルシェの代表作の一つとして知られているVW ビートルです。
今でこそ911とは全く違う車ですが、ツールを辿れば911と同じ車です。
フェルディナンド・ポルシェは「20世紀最高の自動車設計者」に選出されているそうです。
ポルシェの歴史を語る上で911と並んで外せないのが356。
ポルシェの名を冠した最初のモデルである356は現代スポーツカーの元祖とも言えます。
この車はフェリー・ポルシェのスポーツカーのアイデアを形にした1948年に作られた最初のモデル。僅か585kgの車体で、最高速度は135km/hを達成しました。
356は生産終了から今年で丁度50年を迎えました。
現代にも受け継がれている911の元祖となる初代911の誕生です。
356の成功を受け、1963年のフランクフルトモーターショーで911が発表されました。
フラット6エンジンをリアに搭載し、356とは違った方向のスポーツカーを目指しました。
当初は901の名前で売り出す予定でしたが、プジョーが商標権を持っていたため、911という名前になったのも有名な話ですね。
こうして現代を代表するスポーツカーの元祖となるモデルの50年前の姿を間近で見ると、感慨深いものがあります。
1960年半になると、ポルシェのエンジニアは世界で初めて、最も安全なオープン・スポーツカーを生み出そうとします。
そして誕生したのが”Targa(タルガ)”というスタイル。
その姿はクーペとコンバーチブルを組み合わせたようなデザインであり、それこそが”タルガ”の特徴でした。
エンジニアの目標通り、オープンスタイルでありながら180psを誇り最高速度は230km/hを達成。
簡単に取り外せるルーフと、それ自体がロールバーの役割を持つ”タルガ”スタイルは大ヒットし、ポルシェに限らず現代のオープン・スポーツカーの多くに受け継がれているスタイルとなりました。
カレラGTは当時のポルシェのトップに位置したモデル。
デザインは当時のルマンに出場していたレーシングカーのデザインを反映し、レーシングカー並みの出力を誇ります。10気筒のエンジンからは612psを出力し、最高速度は330km/hと、当時の市販車の中では最速クラスの車でした。
20世紀に入ったポルシェを語る上で外せない1台です。
911 GT3 RSはハイ・パフォーマンスカーとレーシングカーのようなフィルターレスな純粋なドライビング・エクスペリエンスを提供する公道走行の認められたスポーツカーです。
GT3よりも20kg軽くなり、燃料満タン状態にしても重量は僅か1,375kgとなり、最高出力は415ps、最高速度は310km/hを誇ります。
その結果、パワー・ウェイト・レシオは3.3kg/psとなります。
8,400rpmまで一気に吹け上がる驚異的なレスポンスのエンジンに軽量フライホイールを搭載し、6MTを組み合わせたことによるドライビング・エクスペリエンスは他になく、今でも根強い人気を誇っているモデルです。
2013年のモーターショーで発表されたスーパー・スポーツカー。
918台の限定発売であり、プラグインハイブリッド方式により、システム合計出力は887ps、最高速度は345km/hに達する。
また、4.6Lの自然吸気V型8気筒エンジンは608psを出力し、排気量1.0Lあたりの出力は自然吸気エンジンとしては最高クラスの132ps/Lとなる。
0 to 100km/h加速は2.6秒で完了し、ポルシェの名前を冠した最速の市販車として世に送り出された。
ニュルブルクリンクでのタイム計測も行っており、7分を切った6分57秒のレコードを樹立した。
ポルシェ・ミュージアムを堪能した後は、隣にあるフラッグシップ・ディーラーへ。
ポルシェの生まれ故郷だけあって、周辺の道はポルシェだらけです(笑)
こちらでは中古車も含め、ポルシェの販売をしています。
全世界にあるポルシェディーラーの中で頂点に立つディーラーです。
最高のひと時を満喫し、ポルシェ本社を後にします。
そしてフランクフルト駅に戻り、ICに乗ってハイデルベルクへと向かいます。
駅からはタクシーに乗りますが、気さくな運転手さんで、日本から来たことを告げると色々と案内してくれました。
また、今日泊まるホテルの名前を言うと「すごく良いホテルだよ!」と言っていたので、どんなホテルか期待が高まります。
そしてそのホテルがこちら。
なんと430年前に建てられた建物を利用しており、実際に見るとその姿に圧巻・・・
本当にここに泊まって良いのでしょうか(笑)
しかし、建物自体は古いですが内部はいたって清潔。かと言って雰囲気は残ったままで、素晴らしいホテルです。
ホテル自体が結構な観光地となっているらしく、写真を撮っている人もたくさんいました。
夕食を食べるまで、ハイデルベルクの街を散策します。
やはりヨーロッパの街並みにはヨーロッパの車がよく似合います。
そしてホテルの部屋からも見える、ハイデルベルク城です。
実際に見ると見事な美しさです。
僕の語彙力ではその美しさを伝えるのは無理です^^;;
そして、夕食はZum Roten Ochsenで。
店内に入るとこれまた良い雰囲気です。
こちらも英語のメニューがあったので助かりました^^;;
数あるメニューの中から、一番上のものを注文。
お!これまた美味しそうです^^
ドイツは小さなレストランに入り、勘で注文しても美味しい料理が運ばれてくるので嬉しいです。
また、量が日本に比べるとかなり多く、毎回完食するのに苦労します(笑)
食事を済ませた後も、ハイデルベルクの美しい街並みを散策します。
石畳の街路を静かに駆け抜けるブルーの911。
これまた街並みにマッチしていて、痺れる美しさです。
そして近くを流れる川はネッカー川。
透き通る青空のもと、貨物船が川面を揺らしながら橋をくぐり抜けていきます。
溜め息の出るような美しい瞬間です。
日本でも多く目にするようになったCLAですが、このような場所で見ると魅力倍増です。
そして何より美しいのが、リッターホテルの夜の姿。
ライトアップされ、美しい彫刻がより強調されます。
幻想的な姿に見とれつつ、部屋から見えるのはライトアップされたハイデルベルク城。
これまた別格の美しさ。感動的です。
今日1日、ポルシェ・ミュージアムでポルシェの歴史に触れ、素晴らしい名車の数々を目にしてきました。
そして、訪れたハイデルベルクは街並みの美しさにただただ感動の連続。
今日はとても内容が濃く、ドイツの魅力にたっぷりと浸かった素晴らしい1日となりました。
4日目へ続く・・・