ドイツ旅行 4日目
ドイツ旅行、4日目です。
今日はハイデルベルクを出発し、フランクフルトを経由し、ニュルブルクへと向かいます。
まずは朝からハイデルベルク観光。
昨日は街から眺めていたハイデルベルク城へ、ケーブルカーで向かいます。


Heidelberger Schloss(ハイデルベルク城)です。

こんな姿になっているのは、1689年のプファルツ継承戦争においてルイ14世によって破壊されたから。
正直、ドイツの歴史のことはさっぱりだが、こうして華麗な彫刻の彫られた建造物を目の当たりにすると圧倒される。



城というものは日本においても同様に、権力の象徴であるのだから見る者を圧倒させるのは役割の一つであるわけだから当然なのだろう。
しかし、700年以上前の半壊状態の建造物が21世紀の現代においてもその輝きは尚色褪せないというのは凄いことだ。
そして城からはハイデルベルクの街を一望出来る。


全ての建物の屋根がオレンジ色に統一されており、まさにヨーロッパを感じさせる風景。
まるで数百年前のハイデルベルクにタイムスリップしたような錯覚を感じていたのだが、中国人の団体が訪れ、ここは「21世紀のドイツの観光地で、私は日本人の観光客」ということを思い出す。
さて、今日も天気は最高だ。
ハイデルベルクからはICでフランクフルト駅へ。

フランクフルト駅はドイツ国内でも有数のターミナル駅。
今日はどこかのサッカーチームの試合があるらしく、やけに騒々しかった。
ここからはメルセデス・ベンツ E200のレンタカーを借り、一路ニュルブルクリンクへ・・・

ニュルブルクリンクへ向かっている道中は、それこそ”本気”の車と頻繁にすれ違う。
このような看板が現れ、より一層興奮する。

ついに憧れのコース、ニュルブルクリンクへ行くのだと改めて実感するのだ。
そして本日泊まるホテルへ到着。

一見すると普通のホテルなのだが、反対側は・・・

正面にあるホテルがドリントホテル。
つまり、なんとGPコースのホームストレートの目の前に建っているのだ!(写真は公式サイトより拝借)
クルマ好きにとってこれほど素晴らしい環境があるだろうか(笑)
そしてホテル前に行くと・・・

こんな車が当たり前のように停まっている(笑)
ロビーに入ると・・・

凄そうなマシンが頭上に飾られているバーが現れる・・・
部屋にはいると・・・


足元にはGPコースのレイアウトが、そして室内のいたるところに名車のイラストがある・・・
部屋の壁は・・・

ニュルブルクリンクカラーのレッドのアンビエントライトが光っている(笑)
そしてバルコニーに出ると・・・

目の前がGPコースのホームストレートなのだ(笑)
ちなみに、ベッドの枕元にも車のイラストが。

しばらく「絶景」を眺めていると、先ほどのアストンマーチンが登場した。

どうやら、ニュルブルクリンクで結婚式を挙げる夫婦がいるようで、記念撮影をしていた。
一体、どれだけクルマ好きの夫婦なんだろうか(笑)
ホテルのバルコニーからは指笛の音が飛び交っていたが、生憎、僕は鳴らせない・・・
ちなみに、城だらけのドイツだが、ニュルブルク城もバルコニーから見える。

このホテル、総じて”最高”なのだが、唯一の欠点は周辺にレストランがない点だろうか。
なのでホテルの食事を食べることになるのだが、これが想像以上の美味しさ。

塩コショウで味付けされたステーキは絶品で、サワークリームをのせたポテトも、サラダ(珍しく付いてきた)もこれまた美味い。
少々値段もするが、ホテルの食事と考えれば妥当なところ。
ちなみに、ここで食事をしていると日本人の男性4人が入ってきたが、どうやら自動車メーカーの開発関係者らしい。
後からわかったことなのだが、このホテルは自動車メーカーの開発者が泊まることが多いらしく、ポルシェのジャケットを羽織った人にも遭遇した。(ただのファンかもしれないが 笑)

食事を終えると、ホテル内を散策する。
このホテルには数々のギャラリーがあり、眺めているだけでも楽しい。


世界中の往年の名ドライバー、様々な自動車メーカーの価値ある展示品が飾られている。
そして外に出ると、先ほどアストンマーチンが停まっていたスペースにはAMG C63Sが・・・

そしてニュルブルクリンク・インフォメーション・センターへ向かうべく歩いていると・・・

このランエボ、ワイルド・スピードX2に登場した車だ。
実はその時は「あ、ランエボだ〜」という感じでシャッターを切ったのだが、後から見返すとどうも見覚えがある。
本物かレプリカか知らないが、未だに不明である。
そしてこちらがニュルブルクリンク・インフォメーション・センター。

中に入ると、めちゃめちゃ広い。

まぁレース開催時には多くの人が訪れるのだろうから、当然と言えば当然なのだが・・・
そこにも車がたくさん展示されており、なんとなくこちらの2台を撮影。



そして時は夕暮れ、美しいグラデーションの空に、ニュルブルクリンクのコントロール・タワー。

素晴らしい、素晴らしすぎる。
ニュルブルクリンクを訪れてまだ半日も経っていないわけだが、その魅力は十分に伝わった。
昼間は愛車でコースを走り、夜はバーで美味いビールを飲みながらクルマ談義に花を咲かせる。
僕もそんな1日をいつかは過ごしてみたいものだ。
簡単にまとめれば、ここはクルマ好きにとってまさに「天国」なのだ。
5日目へ続く・・・