冬の戦場ヶ原の星景

「そろそろ星を見に行こうか」

ということで、去年2月と同様に星景を見に行くことに。
去年は東伊豆へ行き、それは素晴らしい星空だったので、今回は北へ。
丁度行ったことがない上、日帰りでも行ってこられるということで場所は戦場ヶ原に決定。

車を出してくれた友人宅を23時過ぎに出発し、外環→東北道→日光宇都宮道路と距離を稼ぐ。

清滝ICを降りた先のコンビニでは、あまり星が見えず「初めての敗北か？」などと言っていましたが・・・

三本松駐車場に到着し、車のヘッドライトを消すと、そこには”宇宙”が待っているのでした。

気温は氷点下15℃、風もありなかなか厳しい寒さでしたが、夢中でシャッターを切るのでありました。

美しい星空を見た後は、車に戻りしばしの仮眠（？）

今年は雪が少ないと言われていますが、それでも戦場ヶ原には一面雪が積もり、スノーシュートレッキングなどを楽しむことが出来ます。

ここからは、氷点下の中で撮影してすっかり冷えきった体を解凍すべく、奥日光湯元温泉へと向かいます。

こちらが奥日光湯元温泉の源泉。

もちろんここに入ることは出来ないので(笑)、唯一朝7:00から日帰り温泉がやっている「奥日光小西ホテル」で日帰り温泉を利用させてもらいました。

奥日光小西ホテルは源泉掛け流しで、雪見露天とはなんとも贅沢！おまけに素晴らしい泉質です。
いや〜〜〜、極楽過ぎて昇天しそうでしたよ(笑)

続いて、再び日光方面へと走りだし「竜頭の滝」へ。

ものすごい水量ながらも、氷っています。
朝9時頃なので、自分たちが来た時には観光客は誰一人いませんでしたが、10時ころになると大陸の人たちが・・・
撮影ならば9時以前に来ることをオススメします。

朝食兼昼食ということで、隣の茶屋で滝を見ながら「湯葉そば」と「おしるこ」を頂きます。

温かい汁が体に染み渡り、最高です。またまた昇天しそうになるのでした(笑)

もう「星を見る」という最大の目的が達成されたので、あとは適当に観光地を巡って帰るのみです。

というわけで、ド定番ではありますが冬の「華厳の滝」へ。

最後に華厳の滝へ来たのは小学校の修学旅行？高校の研修？
なんだか記憶が曖昧ですが、少なくとも「冬の」華厳の滝に来たのは初めてです。
水門で水量が調節されているので、冬だろうと夏だろうと水量が変わるわけではないのですが、冬の華厳の滝も大迫力で美しいです。

そしてすっかり路面凍結の心配がなくなった「いろは坂」を下ります。
夜中にいろは坂を上った時は雪が積もっており、それはそれは滑りましたが・・・
日中と夜間でこうも変わるのかというほどスリップの心配がありませんでした。

そして「東照宮」へ。

ありゃ、なんだかバスツアーのようなド定番ルートとなっていますが・・・
ただひとつ違うのは、1,300円の参拝料は「高い、やめよう」と言って払わないのに、1,300円の温泉入浴料は躊躇せずに払うところでしょうか(笑)

せっかく来たので、二荒山神社でお参りをしていきます。

高校時代は東照宮輪王寺で研修があったのですが、みんな記憶が曖昧・・・
しかし散策していると、記憶はどんどん蘇り、少々懐かしい気持ちへとなりました。
輪王寺は改修中だったので、天空回廊と言って上部から見学した記憶があります。

前日の夜から寝ていないので、駐車場で少々の休息を入れた後は帰路につきます。

日光宇都宮道路は使わずに、R122でわたらせ渓谷鉄道に沿って南下します。

そして現れたのは「草木湖」

雲ひとつない快晴のもと、風もなく穏やかな湖面が美しい。

実は、この下には足尾線(現:わたらせ渓谷鉄道)の旧線が眠っているそうです。

草木ダムです。これは重力式コンクリートダムですね。
最近、見つける度にダムに寄っているのでだんだんわかるようになってきました。
ちゃっかり「ダムカード」も貰ってしまいました(笑)

ダムの下流側には、神戸駅から続く足尾旧線跡が遊歩道になっているということを知り、少し散策してみることに。
そういうわけで、ダムの上から見つけた遊歩道を下り歩くと、確かに廃線跡が見つかりました。
が、体力を使った割に得られたものは少なかったです(汗)
もちろん、しっかり神戸駅まで歩けば隧道などもあります。