紀伊半島旅行 2017冬 3日目
紀伊半島旅行、3日目です。
今日も引き続き海沿いを南下、最南端を越えて紀伊半島の西側「白浜温泉」を目指します。
ホテル浦島で朝日。…と言ってもだいぶ陽は昇ってますが。
今日の天気も文句のつけようがなく晴れ渡っています。
昨日の記事で少し触れていますが、ホテル浦島は半島の山の斜面に建っているため、山の上までエスカレーターで登ることが出来ます。
これらは「狼煙山遊園」という名前がついているそうです。
名前の由来は、昔漁師の見張り番が鯨を見つけたときや、幕末に熊野灘を航行する黒船を発見した時、 のろしを上げて急を告げていたそうです。
そしてこちらが狼煙山遊園にある展望台。
宿泊客しか行けない場所ですが、海抜80mの高さから眺める景色はなかなか素晴らしい。
こちらは展望台から、勝浦港です。
こちらの港から船にのってホテルへ来ます。
狼煙山遊園には神社も。「浦島稲荷神社」というそうです。
せっかく素晴らしい遊園があるので、半島の先端にある展望台まで歩きます。
こちらが先端からの景色。まだ先まで半島は続いてますが、行けるのはここまで。
「紀の松島」と呼ばれており、素晴らしい眺望です。
ノルマントン号遭難碑もあったのですが、ここ勝浦沖でノルマントン号が沈没したそうです。知りませんでした。
ホテル浦島で素晴らしい朝を過ごした後は、ほんの少し北上し「熊野那智大社」へ。
ここに来るのは二度目ですが、他の2社は未だに行ったことが無く・・・
那智の滝は日本三名瀑の一つとして数えられており、落差・水量共に日本一なんです。
関東の人に有名な滝を聞くと大体華厳滝を挙げると思いますが、落差もこっちの方が上ですよ。(97m vs 133m)
おまけに、華厳滝と違って那智の滝は近くまで近寄れます^^
熊野那智大社へ参拝後は、南下を開始。
紀伊大島へ渡るくしもと大橋の手前にある「紀州なぎさの駅 水門まつり」でお昼ごはんです。
一番人気と書かれていた「三色丼定食」をいただきました^^
その後は時間的に潮岬か紀伊大島かで悩みましたが、食事処から見える美しい紀伊大島の景色に心を惹かれ、紀伊大島へ渡ることに。
紀伊大島の最東端「樫野埼灯台」へ向かうと、そこには素晴らしい景色が待っていました・・・
樫野埼灯台周辺はかなり整備されており、トルコ記念館が建っています。
「なんでトルコ??」と思うのですが、明治23年9月16日、旧オスマン帝国の日本への特派使節を乗せた巡洋艦「エルトゥールル号」が熊野灘の波に飲まれました。
やがてコントロールを失った船は樫野埼灯台下の岩礁「船甲羅」で座礁・沈没。
乗組員580余名が遭難しましたが、地元の人達によって69名の命が救われました。
後に、トルコ共和国初代大統領のケマル・アタチュルクが新しい慰霊碑を建立することを事を決定、和歌山県が委託を受け、現在のような立派な慰霊碑に改修されました。
この以降、串本町とトルコの友好関係が今でも続いているそうです。
そしてこちらはケマル・アタチュルクの像。
今でもなお、熊野灘を行き交う船舶を見守るかのように、樫野の丘にそびえ立っているのです。
そんなエピソードを知りながら、樫野埼灯台を後にしました。
次に向かったのは串本町にある水族館「串本海中公園」
ウミガメと、
ウミガメの子どもたち。
こんな水中トンネルもあります。
椅子が通路の両脇はクッションが置いてあり、寝っ転がって鑑賞もOKです^^
そして個人的に面白かったのが、この水槽のバックヤードに入れるところ。
しかもなんと、バックヤードに入れるだけでなく、クロマグロに餌やり(!)をすることが出来ます!
ということで餌の小さな魚を投げ入れると、もの凄いスピードで食いついて来ました。
鯉の餌やりはよくありますが、マグロの餌やりは迫力が違います^^;;
マグロへ餌やりが出来るのはおそらく日本でここだけとのことで、基調な体験が出来ました。
また、こちらの水族館は「海中公園」と言うだけあり、実際の海中を覗ける設備があります。
さて、時刻は夕時を迎えました。
本日の宿、白浜温泉へと向かいました。
4日目へ続く。