秋の東北ツーリング 1日目

2018年10月26日、AM3:30。北に向かって旅に出た。


東北道を北上し、矢板北PAで朝食を、と思うも時間が早すぎて営業していなかった。
仕方がないのでもう少し北上し、那須高原SAで肉うどん。

東北自動車道を白河ICでOUT、R289を下郷町方面へと向けて駆けてゆく。

このコーナーはR289の白河〜下郷区間で一番好きな光景。
少し北海道を感じさせる瞬間だ。

下郷からはR121、r329と行き、大内宿へ。

山並みは秋独特の色彩をまとっており、背景の青空によく映え、印象的な風景だった。

「大内宿」は江戸時代、会津若松と日光を繋ぐ重要な宿場町だった場所。
今でも茅葺屋根の民家が建ち並び、その光景は江戸時代の面影を強く残している。

時間が経つに連れ観光客が増えてきた。撤収の時間だ。。。

観光客を乗せた観光バスは皆下郷方面から往復するのみだが、私は自由の身。
大内宿からr131を北上することにした。

すぐに現れるのが「大内ダム」

珍しいロックフィル式のダムだったので、思わず停車した。

雲ひとつ無い青空は眩しかった。

その先のr131は快走ワインディングロード。

誰もいない紅葉のワインディングを満喫したのだった。

会津若松の街をスルーして、続いて向かうのは「磐梯山ゴールドライン」

何が”ゴールド”なのかって、この季節にくればその答えはわかるはず。

金色に輝く磐梯山を横目に、決して飛ばすわけでもなく、その色彩を目に焼き付けながら走った。

その後は桧原(ひばら)湖の東か西かで迷ったけど、なんとなく交通量が少なそうな西側を北上した。
ところどころ狭い区間もあるが、概ね走りやすい道だった。
特別景色が良いとかは無かったので、今度は東側かな。

桧原湖の北端まで行ったら、次に待ってるのは「西吾妻スカイバレー」
高所を征く屈指の山岳コースだ。

山形県との県境で休憩していると、S660がスキール音を立ててかっ飛んでいった。

眺望の開けた福島県から打って変わって、山形県側は谷を行く感じ。
テクニカルで楽しいコースだった。

米沢市まで出たらR287で最上川に沿ってのんびり北上ドライブ。

でもやっぱり結構交通量が多くて退屈になってきたので、R348を一瞬経由し、r17へ。
はじめこそ軽トラに前を塞がれていたものの、すぐに空いてクリアラップ。

途中寄った展望台。今見ると「狐一巡り街道 ふれあい展望台」と言うそうだ。

頑張って車も入れて1枚。

その後は今晩の宿のある蔵王へと向かう。

まだ時間があったので、せっかくなので蔵王の御釜を見に行った。
というより、蔵王エコーラインと蔵王ハイラインを通りたかっただけかもしれないが・・・
有料の蔵王ハイラインは通行時間が決まっていて、まあまあギリギリだった。

ジャケットは羽織っていたのだが、気温は一桁しかたなく風があり、かなり身体に堪える寒さだった。

さらに上に刈田嶺神社というのがあったので、結構登りそうだったけど登ることにした。

で、登頂。ここが刈田岳の山頂らしい。

すっかり冷えてしまった身体だが、幸いここは蔵王。
素晴らしい硫黄泉が待っている。

向かったのは「蔵王温泉大露天風呂

中は当然撮影禁止なのでウェブサイトでも見てもらうとして、紅葉の中入る露天風呂は極上のひと時であったのは言うまでもない。

風呂上がりのアイスタイム。

クリーム系のアイスは好きではないのだが、なぜかこの時は食べたくなった。
中でもこのビスケットサンドはバニラの香りが良くてしっとりビスケットがとても美味しい。(なんの話だ)

で、宿に向かう。

今日の宿は「大平ホテル(現:最上高湯 善七乃湯)」

こちらの宿はペットと泊まれる宿みたいで、受付に看板犬がいてびっくりした。
別に動物は苦手でも得意でも無いニュートラル的なタイプの人間なので、どうってことはない。
そもそも人間だって動物なので、ちょっと姿かたちが違うだけ、くらいの認識なのだ。

そんなことはさておき、貸し切り状態の露天風呂で心ゆくまで蔵王温泉を満喫した素晴らしい1日だった。

2日目へ続く。

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