秋の東北ツーリング 3日目

秋の東北ツーリング、3日目。

ホテルから望む東方向は晴れていた。

酒田市街で給油して出発。
なのだが、以前に入れたEssoがENEOSに名前が変更になっており、うっかり見落として通過してしまったので戻った。
その間に突然のゲリラ豪雨。空は明るいのに、突然の豪雨に襲われた。

こりゃ鳥海山も雨かなぁ…などと思いながら鳥海ブルーラインへ。

幸い雨は降っていないものの、鳥海山の姿は厚い雲に覆われていた。

それでも木々の色付きは綺麗で、鳥海山の紅葉ってこんな感じなんだな〜なんて思いながら上っていった。

頂上の鉾立山荘はスルーしてその先の駐車スペースへ。

下の写真は奈曽渓谷。下を奈曽川が流れている。
どうして鳥海山の中で唯一ここだけがこんなに削られるんだろうか。
鳥海山の6合目付近から北側に延びていて、深さは300~500mもある。

そして伏流水が山肌を流れ、幾年もの月日を重ねて再び谷が形成されている。
紅葉の季節は良いね。

ここからの作戦を練っていると、虹が現れた。

正面は日本海、象潟の町に大きな虹が生まれたのだ。

これは嬉しいサプライズ。
こんな天気の日でも、鳥海山に来てよかったと思わせてくれる。
むしろピーカンの晴れの日しか来ないような人は絶対に出会えない景色。
これこそが旅の風景だ。
晴れの日ばっかり旅するなんて、もったいないしつまらないよ。

虹の上部は雲に隠れているけど、目まぐるしく変わる雲の動きに合わせて現れたり隠れたりしていた。

そしてしばらく眺めていると下の写真だ。

主虹と副虹、通称ダブルレインボー。
滅多に見られない、珍しい天体現象だ。
主虹と副虹では、色の順番が入れ替わるのだ。よく見てもらえれば、それも確認出来るでしょ?

原理は難しいので説明できません(笑)ググってね。

それにしてもなんて恵まれたタイミングだろう。
こういう予期せぬ風景に出会えることこそが、旅の醍醐味だ。
狙って見に行った風景って、大抵感動しないんだよね。

その後はr32、R107で横手方面へ。

向かったのは「秋田ふるさと村」でプラネタリウム鑑賞です。

星空や旅の解説を聴き、その魅力をたっぷりと感じて本来の目的を達成。
帰路に就くのでした。

横手を夕方18時頃出発し、自宅までの約600km、一度も休憩ナシで0時前には到着しました。

(秋の東北ツーリング、終わり)

  • X