北海道グランド・ツーリング 2019 3日目

3日目。

今日の天気は予報通り曇りだ。
のんびりと”おはスタ”を観ていたら、だいぶ違う番組なっていたけど、懐かしい気持ちになった。(何の話だ)

さて、例によってエサヌカ線へと来た。

ひたすらに直線が続く代わり映えのしない風景だし、なんだかここに来る時はいつも同じ天気みたいだ^^;;

いつも通りセイコーマート 浜頓別店に寄り、セイコーマートのホットシェフのおにぎりを仕入れてクッチャロ湖へ。

ホットシェフのすじこおにぎりはホントに美味しい。
天気は曇ってるけど、最高の気分だった。

ここからはいつも内陸側の道道に逃げていたんだけど、今回はR238(通称:オホーツクライン)を行くことにした。

この道は単調であまり面白くないって評判だけど、走らずに決めつけるのはよくないってことで。
まー、確かに単調っちゃ単調。特に曇りの日は。
ってことで写真も撮ってないんだけど、頭を空っぽにして好きな音楽を聴きながらのんびりと流すには良い道なのかも。

で、「道の駅 おうむ」で一休み。

ホタテコロッケなるものを戴いた。大きな帆立が丸々入っていて美味しかった。

さて、ここからの作戦。
いや、別に作戦ってほどでもないんだけど、やっぱり内陸の道道が恋しくなったので内陸に向かうことにした。

d883で内陸に入り、R239で「道の駅 にしおこっぺ花夢」へ。

多分全盛期はもっとたくさんの花が咲くのかもしれないけど、名前の通り綺麗に花が咲いていた。

そしてここは旧名寄本線の上興部駅。

道の駅の隣には鉄道資料館があり、上興部駅の当時の駅舎が保存されている。

中に入ることもでき、わずかばかりの展示物が並んでいた。

名寄本線は1989年に廃止された。
北海道の鉄道は現在進行形で失われている。
これも時代の変化か。
かくいう私も車で旅をしているので、何も言うことは出来ない。

駅舎と、二度と通ることのない線路が哀しげに残されていた。
とても静かな場所だった。

d137→R273→d713と走り、紋別の街に来た。

立ち寄るのはやっぱり「道の駅 オホーツク紋別」のカニの爪。

いや、別にこれだけなんだけど、なんとなく立ち寄ってしまう場所なんです(笑)

次に向かったのはコムケ湖。

誰も来ないだろうと橋の上に車を停めてのんびりしていたら、後ろからプリウスαが来た。
地元の方で、バードウォッチングを楽しんでいるらしい。
ま、こんなところでボーッとしている自分の方が怪しいか(汗)

車から降りると双眼鏡で目当ての鳥を探し、望遠鏡やカメラを設定していた。

真似して手持ちのレンズでなんとなく鳥を撮ってみるけど、何が何だかわからないしダメダメです(笑)

バードウォッチャーのおじさんとは挨拶を交わしてコムケ湖を後にした。

さ、今夜の宿は網走に取った。
明日はまた天気が好転してくれるみたいだ。

卯原内サンゴ草群生地に寄ってみた。

サンゴ草は9月、即ち今の時期だけこのように真っ赤に染まる。

その後は能取岬へ向かった。

能取岬は快晴の時しか来ないつもりだったが、曇空の能取岬の風景も見たくなったのだ。

曇空と言っても明日から好転する空はやや明るく、複雑な表情の薄雲が広がっていた。
ほんのわずかに夕暮れの色彩がのぞかせている。

能取岬灯台は遥か遠くまで光を放ち、海を航行する船たちの道標となっていた。

人もおらず、空には雲が広がり、遠くで波音が聴こえる静かな風景。
これはこれで、美しい旅の一瞬であった。

能取岬に別れを告げ、網走の宿へ。

以前、友人と北海道を旅したときに夕食を食べた食事処に向かったのだが、閉店していた・・・

老夫婦が営んでいた食事処だけに仕方がないのだが、オススメしてくれたホッキ貝の刺身はとても美味しく、友人達と楽しいひと時を過ごした場所が失われるのはやはり悲しい。
旅で出逢う全てのものは一期一会、永遠のものではない。
だからこうして記録して、自分の中の記憶として永遠に残しておこうと改めて思った。

なんだか意気消沈してしまい、おまけに雨も降ってきた。
新しい店を探す気力もなく、隣のスーパーで半額寿司を買って来て夕食とした。

寂しい夕食だなって思うだろうけど、こういうのも良いもんですよ(笑)

4日目へ続く。

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