冬の北海道(道東)を巡る 1日目
Prologue
今年も残すところあと1週間というところで、旅に出ることにした。
この記事で2020年を振り返るつもりは無いが、人類にとってCOVID-19に翻弄された1年であったことは間違いない。
かくいう私も、3月頃からずっと在宅勤務となっていた。
かと言って全く旅に出られなかったかというとそんなこともなく、感染拡大が落ち着きを見せた夏頃には政府公式支援(?)ことGoToキャンペーンも始まり、例年とは違う時期だが北海道GTに行くことも出来た。
そんなわけで、毎年夏にはツーリングで訪れる北海道だが、実は冬の北海道には一度も訪れたことがない。
ちょうど12月28日が休みとなったことや、最後のGoToが使えることもあり、この機会に冬の北海道へ訪れることにした。
行き先は道東。
夏に訪れても、その圧倒的な自然美に毎回魅了されている道東エリアだが、冬はどんな景色が見られるのだろうかという興味と、比較的雪が少なく”冬の北海道初心者”にはちょうどよいと考えたからだ。
基本的に私の旅のスタイルは人の少ないエリアを巡るとはいえ、再び感染が拡大してきているこのご時世、今まで通り「新しい生活様式」の厳守はもちろんのこと、一人旅という形態で巡ることにした。
1日目
12月25日、午前中は労働とし、午後に休暇を取得していた。
前日夜にまとめておいた荷物を抱え、すぐに羽田空港へ向かった。
通勤・帰宅時間帯を避けるためにも、16:15発のADO/ANA 073便を選択した。まあ、安かったってのもあるが…
羽田に着けば毎回視界に入る羽田のMercedes-me。なかなか一等地だし、良い宣伝効果だと思う。
今回はプレゼント仕様のG550だった。…って、そうか、今日はクリスマスか(汗)
羽田空港の人出はボチボチだと思う。
まあ、特に帰省というイベントがない私は例年のこの時期の空港を知らないのでなんとも言えないが、テレビを観ている限りでは例年よりかなり少ないらしい。
少なくとも”混雑している”とは感じなかったので、きっとそうなんだろう。
機材遅れにより定刻より10分遅延が発生したが、離陸。
気持ち良い冬晴れの夕暮れ時、美しいフライトだった。
実は”北海道の翼”ことAIR DOに乗るのは今回が初めてなのだが、ANA系列のLCCということもあり至極快適。
唯一違いを感じたのは、オニオンスープとホタテの干貝柱が出てくることだった。美味しかった。
そして釧路空港に到着。
釧路空港からはレンタカーを予約しており、釧路市街に予約していたホテルへと向かう。
「市街は雪は無いけど、凍結には気をつけてね」とのこと。
そうか、12月の釧路は雪が少ないどころか、雪は無いのか。
全く雪の無い道を走り、釧路市街へと到着。
クリスマスということもあり、ちょうど到着した頃には花火が打ち上がっていた。
まさかこんな時期に、こんな場所で今年最初で最後の花火が見られるとは。
まるで、自分を歓迎しているかのように感じたが、それはさすがに思いすぎだろうか・・・
幣舞橋から花火大会を1人満喫した後は宿にチェックイン、夕食を食べに行く。
向かったのは「なごやか亭」
釧路発祥の回転寿司屋で、まだ一度も行ったことがない。
北海道の回転寿司はそれはそれはハイレベルなことは稚内の「花いちもんめ」、北見の「トリトン」、網走の「鮨ダイニング 月」で十分思い知らされているので、いつも通り美味しいことを期待していくが、やっぱり美味しい(笑)
店内はかなり空いていたけど、そりゃ平日のクリスマスの夜に回転寿司に来る人は少ないか。
店内にはスピッツがBGMとして流れ、帰りの車内のAMラジオからは吉田拓郎の”元気です”が流れてきて、北海道到着早々、最高の気分に浸っていた。
さて、明日までが有効期限の地域共通クーポンが9000円…
なごやか亭で贅沢に寿司を戴きなんとか4000円分は使ったものの、まだ残りは5000円。
うーむ、これは日頃の散財能力が試されているようだ。
全く無計画の今回の旅。
明日の計画を考え、眠りに付いた。
2日目へ続く。