北海道定点観測ツーリング 1日目

旅の始まりは雨だった。

雨雲レーダーで”真っ赤”な雨雲のかかる豪雨の関越道を北上する。

しかし参ったことに、ボクスターのエアコンから風が出ないじゃないか・・・ブロワーファンがお亡くなりになったのかも。
先日の酷暑の中での九州ツーリングでエアコンを酷使したからか?

とはいえ、これから行く北海道じゃ使うことは無いだろうか大した問題ではない。
…が、こうも大雨の中だと窓が曇って仕方ない(汗)
車内に積んでいる窓拭き用タオルでフロントガラスを拭きながらのドライブとなった。

8:00 谷川岳PA。

同行するM氏と合流し、朝食を食べる。

昨年は食べそこねた谷川岳PAのもつ煮定食。
結果的にこの先にある越後川口SAでも食べられたのだが、やはり谷川岳で食べるというのが重要なのだ。

この頃には雨も小降りになり、窓をわずかに開けて曇り止めとした。

関越トンネルを抜け、魚沼あたりまでの広々とした田園の中を抜けるこの区間は関越道の中でも好きな区間だ。
相変わらず雨は降り続いているものの、雲の複雑な表情が見えるほどにはなっていた。

そうこうしていると、ボクスターのエアコンのブロワーファンが動き始め、送風が開始された。
走り始めて約4時間、ずいぶんと暖気(?)に時間のかかるエアコンだ・・・
何はさておき、OK。順調だ。
以後、再び固着しないよう、旅の間はずっとファンを動かしっぱなしにすることにした。

いつも通り新潟西ICで降り、給油に向かう。

いつものガソリンスタンドで給油。
中途半端な残量のまま走り一気にここまで来たので、案外ギリギリだった。

いつもは酔い止め薬を向かいにあるウエルシアで購入するものの、今回は九州ツーリングの残りがあったためそれを使うことにした。

新日本海フェリーの新潟港。

隣の白いボクスターは友人のS氏。
昨年ゴルフ GTI(7.5)の6MTに乗り換えたばかりで、昨年の北海道ツーリングを共にしたのだが、耐えきれず(?)にボクスターに乗り換えたようだ。

それにしても、近年スポーツカーは我々のようなドライビング・エンスージアストのおもちゃではなく、投資家のおもちゃになりつつあるのは全く辟易してしまう。
社会の持続可能性の前に、私個人の趣味の持続可能性について日々悩まされている。やれやれ・・・

愚痴はさておき、新日本海フェリー「あざれあ」は小雨の降る中での出航となった。

小雨が降っていようと、デッキが開いている限りデッキに出て新潟の街を見送るのは旅のはじまりには欠かせないイベント。

雨に濡れながら、本州を後にした。

もちろん小雨が降っていようと露天風呂も欠かさず入浴し、夕食の時間。

新日本海フェリーのオリジナルビーフカレーと生たらこという謎の組み合わせを夕食とした。
船上での食事というのは、酔っていなければ格別だが、船酔いするのでなるべくシンプルなものが吉だ。

眠気も訪れ、早々に眠りについた。

明日の北海道はどうやら晴れ予報のようだ。
雨降る中での旅立ちでも、気分は明るかった。

2日目へ続く。

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