北海道ツーリング2024 1日目
3年ぶりの北海道ツーリングである。
ここのところ、9月はF1日本グランプリを観に行ったり、私的な用事があったりで北海道ツーリングに出られていなかった。
が、F1日本GPは2024年から9月から4月へと開催日程がシフトし、桜咲く中での開催となったため、日程が被らなくなった。
そして何より、この暑さである。
私は1年の中で「夏」が最も嫌いなのだが、その「夏」がどんどん勢力を増している。
北海道へ行かずして、どう生き延びようというのか。
酷暑で乗る気も起きずすっかり放置していたボクスターのキーを捻り、一路新潟を目指した。
当然のごとくルーフクローズ・A/Cオンのまま突入した関越自動車道は、6時台の早朝にも関わらずいきなり事故渋滞が発生(汗)
冷静に考えれば3連休初日なので”よく見る光景”なわけだが、いくらなんでも早すぎない?
おまけにシルバー”ウィーク”と呼ぶには全く力不足な連休にも関わらず、この呼び名のせいかNEXCOは今年からSWも休日割引対象外という横暴な手を使ってきた。
表向きの理由は「交通分散による渋滞緩和のため」などと謳っているが、朝っぱらからこの惨状なのだから効果が無いことは明白である。普通に値上げされた方がまだマシだ。
ま、そうは言ってもこれからこのクソ暑い関東を離れ、北海道へ行く身である。心の余裕が違う。
淡々と無心で30分程度の事故渋滞を抜け、以降は徐々に交通量も減り順調に走行した。
8時前に谷川岳PAに到着。
ここではいつものルーティン通り、もつ煮定食をいただく。
新日本海フェリーで北海道へ行くということは、すなわち谷川岳PAでもつ煮を食べるということなのd…いや、特にこだわりがあるというより、朝食にちょうど良い時間というだけである(汗)
もちろん、谷川岳PAのもつ煮は美味しい。
その後は新潟西ICで関越を降り、R17で女池ICまで。
ルーティン通りいつものガソリンスタンドで給油…ではなく今回は変更。
いつものGSはややフェリー乗り場から離れており移動時に若干渋滞に巻き込まれるので、新しく出来たらしい女池IC付近のENEOSで給油した。
そして11:00、新日本海フェリー新潟港へ到着。
しかし、暑い・・・暑すぎる・・・
この日の新潟の気温は33℃。
今日は高速道路を走りフェリーに乗るだけなので着替えは不要と高を括っていたのだが、乗船を待ちつつ荷物をまとめているだけで汗だくになってしまった。
「新日本海フェリー らべんだあへご乗船いただきありがとうございます。本船は北海道 小樽への直行便です。波は低く、比較的穏やかな航海が予想されており・・・」
定刻の12時、新日本海フェリー らべんだあは北海道 小樽港に向けて出港した。
暑いとは言いつつも、エンジンが音色を変えて離岸する瞬間はデッキで見届けたいものである。
出港を見届けたら汗を流すべく露天風呂付き大浴場へと向かい、汗を流した後は忘れぬうちに御船印を購入。
一休みした後は船内で焼いたメロンパンを購入し、潮風に吹かれながら軽めのランチとした。
一眠りすればすぐに夕食の時刻となる。
時間をずらして遅めにレストランへ向かったものの、連休初日だからか乗船率はかなり高く、レストランへの入場も待ち時間が発生していた。
新日本海フェリー名物、ビーフシチューを注文。
久々に乗った新日本海フェリーのレストランは、以前のカフェテリア方式から東京九州フェリーと同様のタッチパネルでの注文方式となっていた。
個人的には旧来のカフェテリア方式で眺めながらついついいろいろ手にとってしまうのが好きなのだが、時代に即した変更といえよう。
この日は冴えない日没だったが、構わない。これから北海道で過ごす日々が待っているのだ。
いつのまにか嫌になる暑さはどこかへ消え、心地よい風がデッキに吹いていた。
(続く)