北海道ツーリング2024 8日目

8日目。

素晴らしい北海道の日々も今日が最終日となり、苫小牧から太平洋フェリーで帰路に就く。

宿で朝食をいただき、出発。

ところで、今日から例の運動が始まるため、警戒管制を怠らず敵機には細心の注意を払う必要がある。

そんなこともあり、まずは富良野をのんびりと巡ることにした。

はじめに訪れたのは千望峠。

今日は最終日ということもあり、気分も天気もパッとしないが、晴れていれば雄大な十勝岳と富良野の盆地が見渡せるポイント。

次にこれまた有名はマイルドセブンの丘。

正直名前だけは知っているけど、マイルドセブンのCMが流れてたのは1978年らしいので、もはや知る由もない。
ともすれば、ナビに連れられ来てみたは良いがどれがマイルドセブンの丘なのかわからず、その場でググってわかるというダメっぷり(汗)

で、そこからほど近いパッチワークの路。

この先に駐車場があり、セブンスターの木というのがあるらしいのだが、大型バスが大量の大陸人を連れてきてカオス状態。
全ッく近寄る気が起きないし、セブンスターのCMも全く知らないので、遠目から見て華麗にスル〜

さらに少し移動し、親子の木と呼ばれる場所へ。

確かに遠くの丘の上に大小の木がポツンと寄り添っている姿は印象的で、単純だけどもピッタリの名前だと感じた。

他にも富良野や美瑛には○○の木や○○の丘シリーズがたくさんありそれぞれ美しいとは思うのだが、大陸の観光客が多すぎるし、ちょこちょこ止まるのも飽きてきた(爆)
やっぱり1人走り続けるのが好きなので、木&丘巡り企画はこれにて終了。

富良野の最後にフラノ・マルシェでいくつかのお土産を調達。

そのまま食べられるという白玉ねぎは珍しく、帰宅後に食べてみたがとても美味しかった。

さ、ドライビングを開始。

いつもなら富良野から苫小牧へは、R452へ抜けてシューパロ湖を通って夕張経由で行くことが多いのだが、今回は変更して新規ルートを開拓することにした。

富良野からR237で占冠へ、占冠からはd136→d610と繋ぎR274へ。
R274を西進したらd74でひたすら南下し、鵡川町へ。
基本的に道道メインで交通量も僅少かつ、なかなか楽しめるワインディングロードでこのルートは正解だった。

鵡川町といえばししゃもの名産地。
道の駅 むかわ四季の館や直売所であるぽぽんた市場に立ち寄り、最後のお土産タイム。
さすがに冷凍のししゃもを買って帰るわけにはいかないので、干物やらをお土産に購入し、他のお土産同様ボクスターのフロントトランクに放り込んだ。

そしてこちらは鵡川駅。
2021年に鵡川駅 – 様似駅間が廃止となった今となっては、日高本線の終着駅である。

旅の最後に、フェリーターミナル付近の洗車場で旅の汚れを落とす。
気さくでクルマ好きな洗車場の管理人のおじさんが話しかけてくれて、車談義に花が咲いた。
昨今のスポーツカーの高騰に加え、農作業に必要不可欠な軽トラまでも米国で人気が出たことで価格が高騰しているのを嘆いていた。
コーヒーまでいただき、お礼を述べて別れを告げた。

苫小牧港へと走らせ、「仙台」と書かれた電光掲示板に従って車を停める。

苫小牧はいつも通り、美しい夕焼けが広がっていた。

9日間、3,069km。

3年ぶりに訪れた北海道。
変わりゆく風景もあれば、変わらぬ温もりもあった。
新たな出会いや、見知らぬ風が、心に新たな彩りを描き出してくれた。

ここで過ごした日々を胸に刻み、また新たな旅へと繋いでいくのです。

(終)