浅春の四国を巡る旅 2日目

旅の2日目。(1日目はこちら)
今日はひたすら海岸線をトレースして走るのだ。

朝6:30に起きて、7:30に出発。
ESSOで給油&洗車。(284.7km/23.80L=12.0km/L)

実はコイン洗車機は初めて使ったのだが、ESSOの洗車機は使いやすく、傷もつきにくいので良い。

FM徳島を聴きながら、R55を南下した。
普段はラジオはなかなか聴かないのだが、旅先ではよく聴く。
現地で聴く地域密着のラジオは、その場所をより知ることが出来る気がするからだ。
偶然にも、この日で16年間続いた番組が最終回を迎えていた。
長く続いた何かが終わるということは悲しいことだ。
そういえば、昨日の夜にTop GearのJeremy Clarksonが辞めるということが発表された。
なんだか”終わり”ばかりだ。

何か朝食でも、と思い道の駅 公方の郷なかがわに寄ってみた。

が、すぐに食事出来るものは無かった。
まだ出発したばかりなのに、寝起きが悪かったせいか、どうも眠かったので30分くらい寝たと思う。

完全に目覚め、その先のローソン 阿南才見店で朝食。
風からは春の香りがして、心地よかった。

まずは四国最東端である、蒲生田岬を目指す。

R55から左折してr26、そして椿坂隧道を抜けてr200へと入る。

r200は決して広い道ではない。離合できない箇所はあるが、走りにくくはない。

小さな港に抜けた。

たくさんの船がいるけれど、何が獲れるのだろう。

蒲生田岬へのラストスパート。

400mくらい、道が改良されていて広くなっていた。

駐車場には誰もいなかった。

ドアを開けると、途端に潮風を全身に浴びた。

立派なモニュメントもある。

右端に見える島は伊島。四国最東端の島であり、200人近くが暮らしているらしい。

次は室戸岬を目指す。

r26をそのまま南下しても良かったのだが、地図を見るときっと険道だろう。
ツーリングマップルにも狭いと書いてあるが、太平洋を眺望とも書いてある・・・
迷った末、直感で来た道を戻ることにした。

R55に復帰し、そこから南阿波サンラインに乗る。

千羽海岸の展望台でなんとなく海を眺めていたら、猫が寄ってきた。

それにしてもすごいところに道があるもんだ。

下から見たくて、少し戻って降りてみたが、山肌に作られたワインディングロードは眺望も走りごたえもある。

南阿波サンラインでは1台ともすれ違わなかった。
貸切だ。こんなこと、関東じゃありえない。

雲ひとつない青空に向かって駆け上がり、海に向かってダイブする。
これほど気持ち良いことがあるだろうか・・・

再びR55に戻り、室戸岬に向かって一直線。

R55ではギアは5速にホールド。前後にクルマはいない。
心地よい速度まで加速したら、50km先の岬までブレーキを踏む必要はないのだ。
あとはただひたすら潮風を感じて、海岸線に合わせてステアリングを切るだけだ。

室戸岬手前で右折し、室戸スカイラインを駆け上がる。

展望台があったので寄ってみたが、また猫がいた。

第24番礼所である最御崎寺。

お参りをして、室戸岬灯台へ・・・

室戸岬灯台は日本一の直径2.6mの第一等フレネル式レンズを備えている。

ここから発せられる光は、遥か49km先の船のもとに届くのだ。

遥か北へと続く海岸線を望む、たまらない一時。

立派な浦戸大橋を渡る頃には、日が沈みかけていた。

1日の終わりは夕暮れの桂浜で遥か先へと続く海と、美しい色彩に染まった空を眺めていた。
なんてことのない、旅の一瞬だ。

(3日目)へ続く・・・

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