アクセラで行く、鳥海山ドライブ 3日目
3日目。といっても、今日はのんびりと帰るだけ。
道の駅安達の車内で迎えた朝だが、結局6時頃まで一度も起きず、さらには二度寝もかまして8時頃に起きた。
つまり、かなりぐっすり快適に眠ることが出来た。
Zやボクスターと違って、体の痛みはどこにも無い。アクセラでの車中泊、170cmの自分ならなかなか悪くない。とはいえ、夏は無理だな…。
もちろん、単に快眠を追い求めるなら他の車を選ぶべきだが、寝るための車選びではなく、あくまで走るための車選びでついでに寝られる、くらいがちょうど良いところかもしれない。
3日目も快晴で、道の駅からは安達太良山がよく見える。
正直、ここまで快晴だと僕の大好きな高湯温泉や野地温泉に行きたくなるのだが、今日の目的には含まれていない。
あくまで、今日はのんびり安全に渋滞にハマらず帰ることが最優先なのだ。
道の駅でのんびり歯を磨いたり顔を洗ったりしてから出発し、R4を南下する。
旅の冒頭にも述べたとおり、GWは高速休日割引対象外のため、今日は全行程を下道で帰ることとする。
さて、ここまでの3日間、高速道路や幹線道路、そしてワインディングロードと様々な道を走らせてきたので、軽くアクセラスポーツの所感メモ。
まず走行性能に関して総じて言えば、もちろんスポーツカーではないのでZやボクスターには及ばない。これは当たり前。
とはいえ、2.2Lディーゼルの生み出すトルクはCセグのボディを前に進めるには有り余るほどで、力不足を感じた場面はゼロ。
高速巡航や幹線道路で巡航するのは乗り心地含めて本当に快適で、まさに長距離ドライブをストレスなくこなすにはもってこい。
一方のハンドリングはといえば、オーバースペック気味なディーゼルをフロントに積んでいる関係上、どうしてもフロントヘビー感は否めず、タイトなコーナーは苦手。まぁ、これも普段乗っているミッドシップのボクスターと比較すれば当たり前。
中高速コーナーはきちんと速度を見定めてコーナーに進入すれば気持ちよくライントレースしてくれるし、ステアリングフィールやシフトフィールも気持ち良い。
高いギアでトルクで走る感覚がZ33と似たようなキャラクターである。
そして何よりも経済性。
出発前にリセットした車載の平均燃費計は、自宅に着いた頃には22.4km/Lと表示されていた。
この旅に出る前にもちょこちょこ乗っていたが、おおよそ平均燃費は19〜20km/Lで推移していたので、過去最高となった。
高速燃費は恐らく19〜20km/L程度で、今回の旅のような60〜80km/hが最も効率の良いスイートスポットなのだろう。つまり、下道ドライブに最適。
おまけに燃料は軽油なので、燃料代もかなりお手頃。
実用性については同セグメントで比較すれば大したこと無いというか、むしろデザイン代に取られて劣る部分なのかもしれないが、私にとっては十二分。
むしろそのお陰か、取り回しの良いファミリーコンパクトカーでありながらドライビングポジションは完璧に取ることが出来るので、シートの良さも相まって1日中乗っても疲労感は全く無し。これは本当に素晴らしい。
というわけで総括すると、「十分満足の走行性能と実用性をリーズナブルなランニングコストで楽しめるウォームハッチ(?)」といった感じ。
尖った魅力は無いのでキャラクターは薄いけれど、大きな不満点は無くて全てが平均点よりチョット上、そんな車。
個人的にはまさに求めていた要素なので、大満足だ。
さて、旅の方は淡々とR4を南下するだけなので、特にネタは無し。
朝食を兼ねた昼食を食べに、東北地方の和食ファミレス「まるまつ」で食べようと考えていたのだが、どうも開店時間が11時で、のんびり走っている間に最南端店舗の須賀川店を過ぎてしまった。
まぁ待つほどでもないと思い近くに何か無いか探したところ、白河市に入る手前に「朝日ドライブイン」という店を発見。
というわけで、ここで朝食兼昼食とした。
どうやら唐揚げが名物らしいので、唐揚げ定食を注文。
しかし、これがかなりのボリューム(白米の普通盛りが300g)で、まさかのフードファイト状態。
ドデカい唐揚げが4つあり、甘辛いタレがかかっており確かに美味しい。
高校生の頃ならいざしらず、もはや”アラサー”となった中年の胃袋では厳しい戦いだったが、なんとか完食して達成感にあふれていた…。
他にも美味しいメニューはたくさんありそうなのだが、次回は”少なめ”で注文することをここに備忘録として記しておく。
その後も淡々とR4を南下し、宇都宮からはR294にスイッチ。
無事大きな渋滞にもハマらず、夕方には自宅に到着した。
走行距離は1,111km。GWの中ではあったものの、意外と満足な初アクセラドライブでした。
(終)