北海道ツーリング2024 7日目
7日目。
十勝温泉の朝は雲が優勢だった。
朝から十勝川温泉を堪能し、朝食には豚丼をいただき大満足の滞在となった。
散歩がてら、宿のすぐ隣にある道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉へと向かった。
比較的新しく、数店舗のお土産屋とレストラン、日帰り入浴施設まで兼ね備えた万能な道の駅。
ここではブロッコリラーメンをお土産に仕入れた。
帯広市内のDCMで買い物と給油を行い、本日のツーリングスタート。
まずは定番だが、実は夏には訪れたことのなかった十勝牧場の白樺並木へ。
当たり前だが圧雪路となる冬とは異なり、夏はダート路である。
一面が真っ白に染まる冬景色も美しいが、緑のコントラストが映える夏景色もやはり良いものだ。
続いては道の駅 かみしほろへ。
ここに立ち寄るのは理由があり、以前冬に来た時にお土産に買ってみた「上士幌パスタ」がとても美味しかったので、購入しに来たのだ。
上士幌産の小麦きたほなみを使ったパスタで、細麺でもちもち感が強くとても美味しいので、個人的に一押し。
そして、4年ぶりにナイタイ高原牧場へ。
以前の小さな木造のレストハウスがあるだけだったナイタイ高原牧場の面影はすっかりと消え去り、まるで軽井沢にでもいるかのようなオシャレな建物にオシャレなランチメニューが並んでいる。
若干の居心地の悪さを感じつつソフトクリームをオーダーし、外のテラスで食べた。
ソフトクリームもなんだか随分とリッチな味になった、気がする。そして480円という価格は間違いなくリッチになっている(汗)
その後はR273を北上し、糠平湖へ。
実はその先、三国峠を越えて層雲峡経由で富良野へ向かうか、パールスカイラインで然別湖へと向かい狩勝峠経由で富良野へ向かうか走りながら悩んでいた。
が、最終的にはまだ走ったことのないパールスカイラインを選択!
というわけで糠平温泉からd85へと舵を切り、パールスカイラインへ。
前半セクションは2車線の「峠」と呼べるようなワインディングロードが続く。
甲高いサウンドを奏でるFD2Rとすれ違い、ここが”走りスポット”であることを感じさせてくれる。
湖畔に出ると北海道には珍しく1.5車線程度まで道幅は狭まり、路面も荒れているので減速を余儀なくされる。
湖畔近くを走る道なのだが、あまり湖は望めない。
ところで良い道ではあるけれど、”パール”の要素もわからなかったし、”スカイライン”って感じの道でも無かったな。
そうして然別湖ネイチャーセンターへ到着。
車載の外気温計は15℃を示し、半袖では肌寒さを感じ、思わず上着を羽織って然別湖へと歩いた。
それもそのはず、然別湖は標高810mにあり、北海道で最も標高が高い湖なのだ。
正面に見える山は天望山。
然別湖では夏はカヌーやトレッキングなんかのアクティビティが盛んのようだ。
ちなみに冬は完全に氷結し、然別湖コタンという村がオープンする。
上の写真はほぼ同じ場所から撮影した冬の然別湖。
季節が違えばこうも風景が変わる。日々変わりゆく自然の中では、二度と同じ風景は無いのかもしれない。
そのまま十勝平野に向かって下り、扇ヶ原展望台へ。
おおよそ70万年前、プレート活動によって形作られた雄大な十勝平野と日高山脈を一望することができる。
十勝平野まで降りたらサホロからR38へ入り、狩勝峠。
空気も澄んでおり、素晴らしい天気と景色なのだが、めちゃくちゃ風が強くて寒い!
展望台まで来たものの、あまりの寒さと風の強さにのんびりと景色を眺める余裕もなく、早期撤退となった。
狩勝峠を越えたら南富良野町に入る。
道の駅 南ふらのへ立ち寄った。
ここはmont-bellが併設されており、ご当地Tシャツが手に入るのでそれを目当てに立ち寄ったところ、観光協会で南富良野限定デザインの数量限定Tシャツが売られているのを発見!
白しか残っていなかったため、迷わずこちらを購入。売上の一部は力を入れているイトウの保護活動に充てられるそうだ。
観光協会の方曰く、南富良野町は富良野市や美瑛町あたりと比べても標高が高いため、夏でも涼しいそうだ。
昨今の酷暑では「北海道に来たのに暑い」という状態になっているが、そんな時こそ南富良野はオススメなのだとか。
事実、南富良野でも気温は15℃程度で他の地域よりも明らかに気温が低く、肌寒いほどだった。
南富良野からはd465を走り、かなやま湖沿いに本日最後のワインディング・ラン。
誰もいない夕刻の金山ダムを訪れ、本日のドライブを終えた。
さ、宿へ向かおう。
本日の宿はリゾートイン ノースカントリー。
何度か泊まっている宿だが、リーズナブルにも関わらず部屋は広々、温泉では無いものの浴場もあり、温もりを感じる宿で気に入っている。
夕食無しのプランのため、宿の方に周辺の食事処を案内いただき、富良野の街へ繰り出した。
当初はミーハーっぽくカレー屋へ向かってみたのだが、あまりの待ち列の長さに即撤退!(笑)
そこからすぐの回転寿司 トピカルは少々の待ち時間で無事入店。
いくら北海道とはいえ内陸で寿司ってのも変な気分ですが、ネタはどれもこれも新鮮で相当ハイレベル。
とても評判が良いのも納得で、さすがは北海道。大満足の夕食となりました。
明日は北海道ツーリングも最終日となります。
(続く)