北海道グランド・ツーリング 2016 3日目
北海道グランド・ツーリング 2016、3日目。(2日目はこちら)
7:30頃、眠りから覚めてカーテンを開けると、眩しい朝日が・・・
「・・・雨降ってるやん(泣)」
昨日から降り続いている雨は止んでおらず、小雨なものの引き続き降っておりました。
通行止め情報をチェックすると、道道889号線の宗谷丘陵も引き続き通行止めの模様。
ここにいても仕方が無いので、再訪を誓って宗谷地方を離れることにしました。
と、その前に、日本最北端のガソリンスタンドでハイオクを満タンにします。
ここは去年も訪れていますが、ここで給油すると給油証明書と貝殻の手作りキーホルダーが貰えるのです。
「交通安全」と書かれたキーホルダーをAピラーに装着し、旅の安全を祈るのでした。
その後はR238 オホーツクラインで海岸線を南下。
そういえば、去年来たときは道道1077号線でショートカットしてしまったのでこの区間は未走になります。
割りとダイナミックな景色に加え、適度なワインディング区間もあって生憎の天気ながら楽しめました。
〜猿払村道エサヌカ線〜
広い北海道、真っ直ぐな道は数有れど、真っ直ぐ且つ平坦な道はなかなか少ないものです。
ここ「村道エサヌカ線」はアホみたいに続く直線道路。
滑走路かと勘違いしそうなレベルで、ちょっとしたセスナ機ならマジで離陸できそうです(汗)
WRX STIにも羽根が付いていますが、これは「飛ばないための」羽根。
離陸しないよう、”ゆっくりと”走ります。というか、ここまで直線だと飛ばす気も起きません(汗)
〜クッチャロ湖〜
エサヌカ線を疾走した後は、お馴染みのセイコーマートで朝食。
そして訪れたのは雨のクッチャロ湖です。
晴れていれば素晴らしい景色なのですが、ご覧の天気。
売店(?)のおじさんも暇そうに僕達に話しかけてきます。
おじさん「◯◯(ナンバーの地名)に、◯◯に、◯◯!?随分遠くから来たね〜」
ぼくたち「ええ、ただ天気が悪いんですよねぇ(泣)」
おじさん「そうねぇ、ここも天気が良いと、”すっごく”綺麗なんだけどねぇ(笑)」
ぼくたち「アハハ・・・(泣)もうしばらく滞在する予定なので、晴れることを祈ってます(笑)」
おじさんは僕等の晴れ運の無さをしきりに煽ってきます(笑)
カメラを持って歩いていると、おじさんが写真を撮ってくれることに。
野郎5人の写真なんて、撮っても二度と見返すことも無いどころか供養の必要すら出てきそうですが、こういう機会で無ければ絶対に撮らないので撮ってもらうことに。
おじさん「何かポーズとって〜」
ぼくたち「(ピースとかでいいか・・・)」
おじさん「ハイッチーズ!」
おじさん「みんなはよくジャンプとかするんだけど、暗いな〜(笑)」
T氏「ここにいる人、そういうの大嫌いなんでw」
O氏「いや、”ブス”がやってるのが嫌いなんですよ。」
と、O氏は北海道でも毒舌炸裂です(汗)
ところで、せっかくなので僕はさっきから気になっている桟橋にいる鳥の大群について聞いてみました。
ぼく「ところで、あそこにいる大群の鳥はなんていう名前ですかねぇ?」
おじさん「わかんねぇ〜なぁ〜〜〜、自分、埼玉人なんですよ(笑)」
ぼくたち「アハハハハハ(埼玉人だったんかい!)」
ということで、おじさんは僕等と大して変わらない、埼玉人だという衝撃の事実が発覚しました(笑)
結局近くの資料館を見学し、この鳥の正体は「うみねこ」だということが判明しました。
うむ、特段珍しい鳥でもないですな(笑)
〜(完)〜
〜道道の旅〜
景色は期待せずに寄ったクッチャロ湖では思わぬイベントがあり大いに楽しかったわけですが、ここから気を取り直して(?)再びツーリング再開。
クッチャロ湖からR275→道道12号→道道120号→道道1023号と経由して交通量激少の高速ワインディング・ロードを楽しむ。
再びR238 オホーツクラインと合流するまで、走り放題の道道の旅となりました。
それにしても、天気は相変わらず降ったり止んだりを繰り返しており、隙を突いて窓全開ドライブを楽しみました。
R238に合流後、「道の駅 おうむ」で休息。
別にこれと言ってネタはないのですが、建物内に写真が飾って有りました。
どれも綺麗な写真ばかりで、”晴れていれば”写真のような風景が見られるのだろうなぁ、という感想を抱いたくらいです(泣)
ここからはR238 オホーツクラインで網走を目指します。
この頃にはようやく雨も止みました。
そして「道の駅 オホーツク紋別」へ到着。
目的はもちろん「カニの爪」
ただの巨大なカニの爪のオブジェですが、何故か今年も来てしまいました。
そして割りと有名スポットになっているらしく、訪れる人が後を絶ちません(笑)
うーん、とりあえず北海道に来たら寄らないといけないのでしょうか(?)
〜能取湖 サンゴ草群落地〜
ここ能取湖のサンゴ草群落地は、去年訪れて綺麗だったので再訪。
サンゴ草というのは呼び名でもあり、どちらかと言うと「アッケシソウ」が正式名称らしい。
日本で見られる場所は北海道の中でもごく一部に集中しており、ここ能取湖は日本一の群落地。
9月にのみ、まるで紅葉のように一面が赤く染まります。
ちなみにサンゴ草の読みは「サンゴ、クサ」ては無くて「サンゴソウ」です(笑)
この頃には、ついに北海道に来て初めての青空が姿を見せつつありました。
湖面に反射する青空がとても綺麗だったで、思わずシャッターを切っていました。
僅かな青空ながら、テンションが上がったのは言うまでもありません(笑)
〜網走市 食事処いしざわ〜
さて、エサヌカ線を走った後にセイコーマートのおにぎりを食べて以来何も食べていないので、さすがにお腹も空きました。
手元のガイドブックを漁り、決めたのは網走市内にある「食事処いしざわ」
その日に仕入れた新鮮な魚介類がリーズナブルに頂けるとのこと。
ガイドブックにも載っていたいくら丼をチョイス。
地元産のいくらは当然プチプチで美味しく、大満足。
ですが、他人が食べているのを見ていると欲が出てくるのが人間の性。
隣のT氏と一緒に何かを頼もうと悩んでいると、店主のおばさんに
「ほっき貝が良いよ。普通は赤いけど、ここのは黒くて新鮮だから」
とそそのかされ、即決定(笑)
そして出てきた刺身がこちら。
めちゃめちゃ大きいほっき貝が出てきました(笑)
調べてみると、これは「黒ほっき貝」と言って特別に大きく、最高級のほっき貝なんだとか。
確かに、ほっき貝と言われて思い浮かぶのは赤い姿。
まあ食べて納得、肉厚で、コリコリしつつもホタテのような柔らかさもあって、もう昇天モノ(笑)
わたしゃあまり貝は食べないのですが、これは間違いなく美味い!
無くなるのが惜しい気持ちと共に食べ進め、あっという間に完食。
こんなの、反則です(汗)
こうなると、さらに欲が出て来るわけですが、カネがいくらあっても足りないので正気に戻りここでストップ。
その後は車で10分ほどの「オホーツク公園 てんとらんど」のロッジにチェックイン。
支度を済ませ、「ホテル網走湖荘」の日帰り入浴を利用しました。
その後はスーパーで定番の”ギスカン”を購入し、夜食としました。
明日は晴れることを祈るばかりです。
4日目へ続く・・・