2月18日の記事で紹介した通り、天寿を全うしたZのデフマウントブッシュ。
ご覧のとおり、完全に亀裂が入ってグリスが漏れだしてしまっています・・・
というわけで、ショップにアポイントメントを取り、交換することにしました。
上が降ろしたディファレンシャルギア。
Z33のディファレンシャルギアはR200型と呼ばれるタイプが使われており、R200は日産の中でも大型のものです。
通常、デフを固定するには前2ヶ所、後ろ2ヶ所の計4ヶ所で支えているのですが、Z33はどういうわけか後ろが1ヶ所の計3ヶ所で支えられています。
そういうわけで、ただでさえ大型のデフにも関わらず支持数が少なく、なおかつある程度のスポーツドライビングをするとデフマウントブッシュはすぐにご臨終となるわけです。
早い人だと2万km、持つ人だと10万kmも持つみたいで、何が要因なのかはいまいちわかりませんが・・・
私のようなヘナチョコ走りでも、デフマウントには想像以上に負担がかかっているようですね(汗)
そしてこちらが交換したWHITELINE製の強化デフマウント。
純正品のようにゴム製で中にグリスを詰めるのではなく、WHITELINEのは樹脂製。
ポツポツと空いた小さな穴で、振動を吸収する仕組みのようです。
当然、樹脂製なので劣化はゴム製よりも少なく、グリスも使っていないので漏れる心配もありません。
サーキット仕様であればリジット化してしまう人もいますが、街乗りメインの私には乗り心地と耐久性が最も重要なので、そういった意味でもWHITELINEの強化品は最良の選択と言えるわけです。
事実、デフマウントがご臨終した多くのZオーナーはWHITELINE製に交換するのが定番となっています(笑)
で、肝心の効果ですが・・・
「違いなんてわからないだろう・・・」と高を括って(?)いたのですが、いやいや侮るなかれ、ちゃんと効果は表れましたよ。
バイパスに出る交差点で、1速フルスロットルをくれてやると、しっかりとリアが路面を蹴っ飛ばします。
「あーそうそう、FRはこうでなくちゃ!」
なんて頷きながら満足気に帰路につくのでありました。
タイトなワインディング・ロードなどでは、もっと効果が表れるものだと思います。
〜〜〜
今回お世話になったのは埼玉県にあるコジマガレージさん。
福岡にあるフェアレディZ専門店のデイトナさんの関東のアンテナショップとして、様々な製品を扱っています。
さすがに数をこなしているだけあり、親切丁寧に説明してくださり、とてもスムーズに終わりました。
ありがとうございました。
フェアレディZ談義では13.3km/Lという最高燃費に驚かれていましたが、厳しい財政状況による執念が叩きだしただけです(笑)
今回の写真もコジマガレージさんからお借りしました。
そんな私は作業の間何をしていたのかというと・・・
代車であるFITと共に奥武蔵グリーンラインをドライブし、鎌北湖のほとりで自然を満喫しているのでありました(伏)