2月 182016
 

大きな用事を午前中に終わらせ、春の風が吹くとある日の午後。
洗車をするつもりでガレージへ行き、ふと思い車の下を覗き込むと・・・

 

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・・・

これは紛れも無く、デフマウントブッシュからのグリス漏れ。
すなわち、デフマウントブッシュが破れ、ご臨終ということ・・・(泣)

Z33はデフケースを前2ヶ所、後ろ1ヶ所でデフキャリアに保持されており、目視で確認出来るのは写真の後ろ1ヶ所の部分。
純正品はゴムブッシュの中に液体グリスが注入されているタイプで、亀裂が入ればそこからグリスが漏れだし、役割は果たせなくなってしまいます。
うーむ、こりゃ恐らく前2ヶ所も同じような状態でしょうか・・

しかしながら、いつからこのような状態だったのでしょうか。
そして何よりも、走っていて気づけなかったのがなんとも残念。まだまだ感覚が鈍い証拠です。

というわけで、アホな自分は挙動の違いを知るため、その1時間後には常磐道を北上しているのでありました(笑)

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デフマウントブッシュが破れても、普通に走るのに気になりませんし、問題もありません。
ならば、ということで、表筑波スカイラインへ

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ここは全線追い越し禁止&路面は荒れている&キャッツアイ付と、好きではない道なのですが、時間的に丁度良い場所だったというだけの理由で来てみました。

で、結果ですが「うーん・・・」という感じ(←なんじゃそりゃ)
確かに言われてみれば、タイトコーナーでの立ち上がり時にリアが若干遅れるというか、走りに「緩さ」を感じるような気もしますが「もともとでは?」と言われれば「そうか・・・」と納得してしまう程度。
もっとも、最後に確認したのが去年の10月なので、それ以降に気付いていない時点でわかるはずがないのですが・・・(汗)
ちなみにこのトラブルはZ33では定番で(定番にされちゃ困りますが)、社外品で良いブツが出回っているのです。

まあともかく、ODOメーターが7万5千kmを指そうかというこの頃、トラブルも避けては通れない道になってきた気がします。

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というわけで、約4時間の小ドライブを終え、デフマウントブッシュの交換を決意するのでありました(笑)

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 Posted by at 22:10
10月 032015
 

Fifth Gearが「Throwback Thursday」と言って、”ネタのない木曜日に昔のネタを掘り出す”的な意味を持つスラングなのですが、Z33のデビュー当時の動画レビューが今年の3月頃に投稿されていました。

Fifth Gearというと、Top Gearからスタッフを引き抜いてつくられた同じくイギリスの車番組。

個人的に、車好きでなくても誰でも楽しめるのがTop Gearなら、Fifth Gearは車好きをターゲットにより専門的に作られている印象を受けます。プレゼンターも、イギリスジョークを次々と繰り出すジャーナリストではなく、元レーサーを起用しています。

そしてその動画がこちら。使われているのは前期型のサンセットオレンジです。

Z33は2002年のデビューなので、もう13年が経つわけですが、街中では結構な頻度で遭遇しますし、曲線を多用したデザインは未だに古臭さを感じさせません。

「I think this is the best looking Nissan ever.(今までの日産車史上、もっとも美しい)」という評価をされていますし、「911並のパフォーマンスが半額で買える」というちょっと大げさな評価もされています(笑)
一方で、タワーバーによるトランクの狭さや、内装のチープさにもしっかりと触れられており、これに関しては「あぁ、その通りだな。でも中期型はもうちょいマシだよ?」なんて思いながら観るわけです(笑)

とにかく、Fifth Gearの当時のレビューは観る術がなかったので、観られて良かったですし、とても興味深かったです。

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 Posted by at 21:08
6月 192015
 

もはや1ヶ月以上前のことになりますが、Zを車検に出しました。

中古車で車を買って車検に通す場合、中古車屋、近所の整備工場、専門のショップ、正規ディーラー、はたまたユーザー車検など様々な選択肢がありますが、みなさんどうされているのでしょうか。
自分の場合、このZを購入した中古車屋は行くのに1時間以上かかるため却下。近所の整備工場も知り合いや顔馴染みのトコロがあれば良いですが、特に無し。フェアレディZは専門にしているショップが多数ありますが、弄らず純正で乗る人間はあまり行く価値も見いだせず・・・
というわけで結局、修理やオイル交換でちょいちょいお世話になっている正規日産ディーラーに出したのですが、ここのディーラーは大きく、GT-Rも取り扱っているハイパフォーマンスセンターで(あまり関係無いですが)いつも数台のR35が入庫しています。
まぁ、Z33はフツーのクルマなので誰でも整備出来ますが、なんとなく信頼がおけますし、何より「ハイパフォーマンスセンター」って響きがカッコイイです(笑)

で、本題です。

一般に正規ディーラーでの車検は高いという印象がありますし、そりゃあ安さを売りにしている整備工場に比べれば高いのは事実です。
それで、Z33を正規ディーラーで車検に通す場合いくらくらいかかるのかということですが・・・

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大体20万円。

「高い!」という前に知っていただきたいのは、今回ブレーキ関連の部品交換を持込でお願いしているため、その工賃が結構な額になっています。(持込料金の部分はモザイクしてあります)
それから自分で頼んだ、長く乗る為の整備が含まれており、具体的には「フロントガラス飛び石修理」が約1万円や、「下回り洗浄」が約1万5千円、その他の洗浄・添加剤など削れるものがあります。

これらが無く、大きな故障が無ければ正規ディーラーでの車検は10万円ほどで収まりますが、すぐに乗り換える人など、こういった「長く乗る為の整備」が必要無いのであればわざわざディーラーで車検を通すメリットは無いと思います。
結局、クルマは走ればどこかしらに大小の不具合は生じるものであり、正規ディーラーでの車検は15万円くらいになるのが現実です。

さて、この価格ですが日常的になんでも自分で整備する人からすれば、余分が多く、高いと感じるでしょう。
しかし、面倒くさがりなボクがするのはせいぜいタイヤの空気圧・残り溝点検、各種オイル類の点検程度なモンなので、ディーラー車検は細かいところまでしっかりと見てくれるという点でとてもありがたいです。

何より、経年劣化はありますが、不具合は一切無かったので良かったです。

これからもいろいろな道を駆け抜けて行きたいと思います。

まずは夏のグランドツーリングに向けて、いろいろ計画中です・・・

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 Posted by at 10:27
5月 062015
 

前回のブレーキの話の続きです。

 

今回の車検ではブレーキ関連パーツを少し交換します。
とは言え、ブレーキパッド、ローター、フルードだけですので、ただの消耗品交換です(笑)

なんでブレーキなのかって、基本的にクルマは純正主義なので弄らないのですが、タイヤ・ブレーキ・ホイールのバネ下重量に影響するパーツは自分の中では最重要項目なのです。(ホイールは高くて手が出ませんが・・・)
と言っても、ブレーキの軽量化をするって話でも、サーキットでタイムを出すためって話でもなくて、街乗り〜ワインディングで踏んで愉しいブレーキを目指してみようって話です。

 

そんな目的で選んだ商品がこちら。

ブレーキフルード : AP RACING PRF660

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知っている人は知っているブレーキフルード。

実は今回のパーツ群の中で真っ先に決まっていたもの。
PRF660はF1やWRCでも使われている、いわば最高のフルードです(笑)
オーバースペックだと言われればまあ確かにそうなんですが、あくまで目的はペダルタッチを改善して気持ち良いブレーキを得るために選んだもの。
ペダルタッチを固くするには一般的にブレーキラインをステンメッシュに交換する方法が挙げられますが、ステンメッシュホースは純正のゴム製のものよりも実は耐久性が低く、定期的なメンテナンスをしなければいけないので却下。
それに、ブレーキラインは3万円くらいするのに対して、フルード交換なら1万円で済むので経済性も◯。

かなり良い評判を聞く製品なので、とても期待しています。

 

ブレーキパッド : ZONE 89R

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「止まる」ブレーキから、「曲がるための」ブレーキへ。でお馴染みのZONEです。
比較的新しいブランドですが、九州にあるZ専門ショップのDAYTONAさんや、SA浜松さん、横浜のASMさんでもオススメされているブレーキパッド。
制動力を売りにするブレーキメーカーが多い中、コントロール性を売りにしている点はとても気に入りました。

また、16種類の摩材から選べるのが特徴で、今回は89Rを選択してみました。
88Bとかなり迷ったのですが、SA浜松さんのオリジナルパッドが89Rベースで開発されていたのでそれを参考に89Rにしてみました。88Bでも十分な制動力が得られますし、ブレーキダストも88Bの方が少ないと思うので用途に合わせて決めるのが良さそうです。

そして何より、値段が安いのが嬉しい。
今回の89Rで前後各13,000円ほど。このくらいの値段ならいろいろ試してみたい人にも良いと思います。

 

ブレーキローター : DIXCEL PD

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ブレーキローターはご存知DIXCEL。
純正よりも値段が安く、品質も良いので認知度は高く、多くの方が選ぶメーカーです。

 

標準ではプレーンなローターですが、今回購入したものは・・・

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柄にもなく、ちょっと大人気ないかな・・・^_^;

 

感想は慣らしが終了し、少し走ってから書きます。

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 Posted by at 04:11
4月 302015
 

Zが我が家に来て、5月で2年を迎えます。

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大きなトラブルは無く、いたって好調なので車検も概ね問題無いと思われます。

では全く気になるところは無いかというとそれもまたビミョーなところで、いくつか気になるところがあるので忘れないように記しておきたいと思います。

ニュートラル時にクラッチを繋ぐとシャラシャラ音がする → 問題無いことを確認しました
・サイドブレーキの効きが甘い
・フロントウィンドウスクリーンの目の前に飛び石キズ
・リアのナンバー灯の左側が時々点灯しない

とまあ、以上が車検を通す上で影響がありそうなところ。

クラッチからするシャラシャラ音は聞いてもらったところ問題はないそうです。(こんな音普通するかなぁ・・・)

サイドブレーキはZ33は効かないことで有名(笑) ドラム式で、効きを改善するにはサイドブレーキシューを交換するか、ワイヤー調整。
ただ、結局ワイヤー調整しても気休め程度で、かと言ってブレーキシュー交換するかといったら微妙。最後のワンノッチまで思いっきり引けば今のところ止まれるので、しばらくは様子見です。

飛び石キズはいつ付いたのかあまり記憶になく、大きさも5mmくらいで小さいのですが、運転席の目の前ということもあり、地味に気になります。

リアのナンバー灯が点灯しないのは割りと最近。ライトを押し込んでみたり、バンパーを軽く叩いてみたりすると再び点灯するので接触不良。切れてたら交換すれば良いけど、接触不良とかが一番面倒だったり。

 

それから、車検にはあまり関係ないけど(ちょっとはあります)気になる所。

・ブレーキのペダルタッチを改善したい
・ヘッドライトの曇り(これは仕方ないね。交換は30万コースなので磨いて誤魔化します。)
・フロントタイヤがそろそろ・・・(リアタイヤと同時交換したいので、エコ走行して持たせます。)

 

今回の車検では主にブレーキ関連にちょっと手を入れてみようかと思います。

今現在付いてるブレーキパッドは最初から付いていたもので、どこの製品かは不明。ダストも少なく、ブレーキ鳴きも一切無いので恐らく純正品か、低ダストブレーキパッド。そのお陰でホイールを頻繁に洗う必要が無いのはありがたいのですが、もう少し手前でリニアに効いてくれると嬉しい。
もともとサーキットを走るわけではないので、絶対的な制動力は不要です。それよりも、コントロール性を重視したブレーキパッドが良いです。

我が家のZ33はベースグレードで住友ブレンボが付いていないので、パーツ代が安く済むのはとてもありがたいです。
この年代の国産車の住友ブレンボは見た目重視で、サーキットを走るには足らず、街乗りではパーツ代が高いという中途半端な代物で、バネ下重量を重くするだけの重量物なので付いていなくて正解でした。
「対向キャリパーだと良く効く」というのも一概にそうとは言えず、最終的に制動力はブレーキパッドに依存します。
もちろん、片押しキャリパーよりもローター径もパッド面積も大きいブレンボの方が制動力は高いですが、もし仮に同じなら制動力も理論上は同じ。ただ容量が大きい(放熱性が高い)分、耐フェード性は対向キャリパーの方が上です。
BMWのM3(E92)や、メルセデスのAMGなんかも実は片押しキャリパーです。見た目は二の次で、合理的なクルマづくりをする辺りは非常にドイツ的です。

なんだか片押しキャリパーの負け惜しみみたいになってしまいましたね(笑)

 

さて話を戻して、ブレーキの効き具合は当然ブレーキペダルで調整するわけですが、それにも2種類存在します。

一つはペダルのストロークで調整するタイプ。今のZはコレです。そしてもう一つは踏力で調整するタイプ。

ストロークで調整するタイプは街乗りでのブレーキコントロールが楽でカックンブレーキになりにくいというメリットがありますが、一方でワインディングロードなどで強めにブレーキングする時に「グニャッ」というフィーリングがあり、これがどうも気になる。

一方で踏力で調整するタイプは踏み込んだ際に「カチッ」というフィーリングと共に、そこからグググッと踏み込んで効きを調整します。世界一のブレーキと言われているポルシェなんかもこのタイプらしいですね。

 

ブレーキのペダルタッチはキャリパーにも依存するので完全に変えることは不可能ですが、近づけることは可能です。

今求めているペダルタッチとしては、街乗りの常用域ではストロークで調整し、そこからプラスαの領域へ踏み込むと「カチッ」というフィーリングと共に踏力で調整出来るブレーキです。

随分贅沢な要求ですが、それが可能かどうかはさておき、恐らく近づけるであろう製品は注文しておきました。

次回、紹介します。

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 Posted by at 13:05