「小雨の降る新冠町の朝、僕は濡れながらサラブレッドを眺めていた。いつもより、静かな朝でした。」
早朝に宿を出発して、新冠町に来た。
北海道新冠郡新冠町。
ここは「サラブレッドの故郷」と呼ばれているように、たくさんのサラブレッドたちの牧場が建ち並ぶ。
僕は牧場の小道に車を停め、サラブレッドを眺めていた。
サラブレッドは黙々と草を食べている。
小雨が降っていた。雨粒がジャケットをポツポツと叩く。
この旅も今日で終わりだ。そう考えると途端に寂しくなった。
サラブレッドたちに別れを告げ、帰路に就いた。
北海道グランド・ツーリングで訪れた、魅力を感じた場所をGoogle Mapsを使ってまとめてみました。(下記画像クリック)
当然、私が訪れた場所のみを掲載しているので観光マップに載っているところもあれば載っていないようなマニアックな場所も掲載してみました。
特に、旭川や富良野、帯広などは全くノータッチの今回の旅ですので、あまり参考になる情報は少ないと思われます;;
まぁ例によって自己満足ですのでご容赦下さい・・・
また、メインサイトでのレポートも私の時間が取れそうにないのでしばらく先になりそうです。それまではこちらのブログをちまちまと更新致します・・・
昨日は一日中雨で、散々だった。
5:00に起きて、カーテンを開けると、青空が眩しかった。
5:30に中標津の宿を出発し、開陽台に向かう。
駐車場にはFITが1台停まっていた。地元の人だ。軽く会釈をし、景色を眺める。
台風が去った後の空は透き通るような青が広がっている。やはり青空は気持ちが良い。
カメラのファインダーを覗くと、広角レンズが狭く感じた。
360度の大パノラマ。
今日は地平線に向かって走ろう。
そう決めて、開陽台を後にした。
「ダートの小道を駆け上がると、茜色の大空が待っていた。」
北海道十勝郡の昆布刈石展望台。
ツーリングマップルにも「太平洋を見渡す大眺望」と記されているこの場所は、海を見渡すのに最適だ。
時は夕暮れ、道道1038号を走って向かうと、台風17号の高波の影響で通行止めだった。
諦めかけて、国道336号から向かうと、ダートへの入口が見えた。
ゆっくりと慎重にクルマを走らせ、駆け上がる。
すると、茜色に輝く広大な夕焼け空が待っていた。
忘れられない旅の一コマ。
本来は海の眺望が魅力の展望台なのかもしれないけど、僕はこの広大な空に感動した。
陽は沈み、もうじき夜が訪れる。
誰もいないこの展望台で、聴こえるのは波の音。感じるのは潮風。香るのは潮の匂い。
北の大地で一人、孤独を感じていた。
18きっぷのポスターに影響を受けて、及びもしない拙い文章で真似してみました(笑)
完全に自己満足の世界です^^;
9/8〜9/14、6泊7日で北海道 グランド・ツーリングへ行ってきました。
総走行距離は2,874.5km、北海道までの往復はフェリーを利用したため、あまり走行距離は長くはありませんが、ほぼ1周し、十分に北海道を満喫することの出来たグランド・ツーリングとなりました。
3月の四国グランド・ツーリングに加え、今年2回目のグランド・ツーリングですが、北海道は四国とはまた違った魅力がありました。
国道でも1車線の狭路の続く四国に対し、内陸の道道を走っても完全2車線の高速ワインディング・ロード。しかも交通量は皆無！
狭路を1,815mmのワイドボディのZ33では快走とはいきませんが(笑)、北海道の高速ワインディング・ロードはまさにZ33の得意分野。4速と5速を行き来しながら駆け抜ける愉しさは本州ではなかなか味わえるものではありません。
これだけ走っても体に疲労感を感じないことから、Z33はやはりグランド・ツーリングカーであることを再認識した次第です。
さて、毎日が快晴だった四国グランド・ツーリングに対し、雨の日もあれば晴れの日もあった北海道グランド・ツーリングでしたが、旅とはそういうもの。
時折、秋風が吹く北海道はやはり涼しく、晴れた日中でも気温は20℃を少し上回る程度。雨の降る日にはジャケットを羽織るくらいまで気温は下がりました。
しかしながら、この少し寒いくらいの気温が実に心地良いのです(笑)
北海道は旅人天国と言われていますが、やはり旅人がたくさんいました。
バイクや自転車が多く、中にはスーパーカブで日本一周している人にも出会いました。
一方のクルマはと言うと、バイクに比べるとかなり少ないものの、道外ナンバーがの車も走っており、特にロードスターは道外ナンバーが多かったように感じます。
バイクに比べ、フェリー代・ガソリン代が多くかかり、1人だとかなり割高となるクルマでの北海道グランド・ツーリング。お金のことを考えれば、飛行機で行き、レンタカーを借りて旅行するのが恐らく一番安いでしょう。
あえて自宅からクルマを持ち出し、フェリーに積み、北海道に上陸し、駆け抜ける。時間もかかるしお金もかかります。
それでも、手間と時間とお金をかけてでも、自分のクルマで走る価値のある道が北海道にはたくさんあります！
なかなか出来ることではないので、こんなに楽しい旅が出来たことに感謝します。
そして、クルマ好きがなら是非一度、ご自身のクルマを持ち込み、北海道の道を駆け抜けてみて下さい。きっと素晴らしい旅になるでしょう！