12月 282015
 

さて、2015/12/17の日産のプレスリリースです。

スクリーンショット 2015-12-28 21.53.13

インフィニティ社から発表されたこのVR30DETT、現在のQ50(スカイライン)や、フェアレディZなどに搭載されているVQエンジンに置き換わるものと捉えて良いと思います。

現在のZ34型フェアレディZに搭載されているエンジンはVQ37HR、すなわち3.7Lの排気量ですから、約700ccのダウンサイジングとなるわけです。
ダウンサイジングターボは時代の流れですので、いつまでも大排気量の自然吸気エンジンを搭載するのは様々な面で厳しいでしょう。その中でもRC F、GS Fで大排気量NAのエンジンにこだわって作っているレクサスは偉いですね。

まあ話が逸れるのでその話はさておき、次期フェアレディZ(Z35?)に搭載するとすれば恐らくこのVR30DETTエンジンでしょう。
現行の自然吸気エンジンではスペックも頭打ち感もありますし、この3.0L V6ツインターボエンジンで400馬力のスペックと共に発表される可能性は大いにある気がします。
もしそうなれば、それは喜ばしいことですし、歓迎すべきことでしょう。
ポルシェ911 carreraが3.4L自然吸気から3.0Lツインターボへ移行したことを考えても、自然な流れです。排気量・気筒数が同じ点でも、またいろいろ比較されそうな気がしますね(笑)

一方で懸念される点は、コスト。
このVRエンジンは全体的にVQエンジンよりもコストが増大するそうです。となると、現時点でも価格は高級車のZ34。さらに価格がアップするとなると、いよいよ庶民には手の届かないスポーツカーとなりそうです・・・

そして一番気になる点である、VR38DETTとの関連性。
VR38DETTといえば、ご存知R35 GT-Rに搭載されているエンジン。もちろん、両方同じ”VRファミリー”であることは間違いありませんが、VR38DETTとVR30DETTとの関連性は今のところワカリマセン^^;;
もし日産が気を利かせて、このVR30DETTをフェアレディZ専用にチューニングを施し、420馬力ほどまでパワーアップし、M3や911 carreraあたりとまともに勝負出来るくらいになるとさらに嬉しいのですが、それは厳しいですかね(笑)

とまあ、VR30DETTから次期フェアレディZの姿を想像してみましたが、ボクの想像力では無理でした^^;;
いずれにせよ、スペックも全体的に向上し、価格もその分上昇、的な感じでしょうか。価格は予想ではベーシックモデルで乗り出し550万円くらいだと予想。
この価格だと「高すぎ!」と少なからず批判はありそうですが、それは違うと思いますね。中途半端な値段で中途半端なクルマが多い中、一気にパフォーマンス路線に振り切ってしまうのもありかと思います。
最新テクノロジーをつぎ込んで、86・BRZなんかの国産勢は遥か遠くに置き去りにし、欧州車と対抗出来るモデルになれば良いと思いますね。特に600万円クラスのスポーツカーって国産車にはありませんから、せめてポルシェ ケイマンあたりに対抗できるモデルにはなって欲しいと思います。

こう考えてみると、かなりのスペック向上で、少なくとも”紙面上”なら欧州車と対抗出来そうです。
あとは今の日産がどこまでやれるのか、ワクワクしますね。

とにかく、歴史ある「フェアレディZ」の名に恥じない完成度の車が世に送り出されることを願うばかりです。

ホームへ戻る

 Posted by at 22:34